三菱重工名古屋・勤労挺身隊訴訟、名古屋地裁判決のもようを寄らば大樹の陰さまから教えてもらってはじめて気がつきました。ありがとう御座いました。
「主文、訴えを棄却する
裁判費用は原告の負担とする
理由、原告が受けた被害は概ね認められる
しかし昭和40年の日韓条約と日韓請求権協定によって、個人の請求権は解決されており、韓国人には日本に如何なる請求権も主張出来ないと解するのが妥当である。
たったこれだけ言い渡して裁判官は無表情に退席した。
取り残されたハルモニたちはその場に倒れ、号泣した、「この日を待ちに待っていた」「なぜ日本人はこんなに惨いのか」とハングルと日本語で訴えた。 」
これを読んで私は日本人の一人としてこんな判決を下させた自分達の戦いの弱さを又も痛感させられました。あの、1965年日韓条約に反対して私は関西平和展の代表として国会へとデモに行った日を思い出します。日本共産党もその当時はまだ健全でした。日韓条約が日米安保条約と米韓条約とリンクさせた軍事同盟になること、又戦後保障を朴独裁かいらい政権に放棄させたことに対して日本共産党中央委員会は全党を先頭として各大衆団体に国会を包囲せよと呼びかけたのでした。今日の党の姿と比較してみてください。全てを議会内で処理しようとするのが日本共産党の議会制民主主義のやり方なのです。今の党員は選挙の運動員にしか過ぎないではありませんか。。
日韓条約で朴政権が戦前に受けた韓国人民の塗炭の苦しみの謝罪と賠償を放棄しようとも、その苦しみを生涯引きずってきた朝鮮人たちには何の償いもないのです。日韓条約による朴政権の賠償放棄なんかハルモニたちに何の関係もないのです。この条約はアメリカ帝国主義に強制されて結ばれた者だったのです。日韓条約を廃棄させねばならないのです。
この裁判はなにをさしているのでしょうか。私達はもう一度考えねばなりません。これは日本国家を被告にした裁判でありながら、同時に日本人民を被告にした裁判であるという意味を!彼女達が訴えているのは日本国家であり、日本人民です。こんな判決を下させた私達に責任があります。