銀河様へ>返事が遅れ、申し訳ありませんでした。
> 「現状分析と対抗戦略」での私とロム様の討論を多くの方に読んでいただいていれば皆様に理解されたろうと思います。
恥ずかしながら、全くその通りだと思います。あなたの「僕は差別が嫌いだ」というような素朴な言葉が左翼の原点でなければいけないと思います。あなたに「孤独から抜け出せた」と言われ、本当に良かったです。
皆様へ
「北」朝鮮への強硬姿勢はピョンヤン政府をロシア・中国へ接近させるだけでしょう。今、必要なのは「北」朝鮮の子供達への暖かい支援です。農業・工業・電力といった「北」朝鮮の不足したものへの支援が、北側の信頼を得るでしょう。「北」朝鮮の人が日本人の優しさを感じることで、拉致問題も解決に近づきます。
拉致問題が軍事機密と関わるなら、尚更敵対的な姿勢では解決しないでしょう。経済制裁は「北」朝鮮を90年代のイラクのようにするかも知れません。ミャンマーでもキューバでもイランでも、経済制裁のみで倒れた独裁政権はないからです。
冷戦構造を温存する事で軍需産業の利益を考える人はあえて竹島・尖閣諸島・北方領土を持ち出して、中韓露との連携で拉致問題解決をする事を不可能にしようとしています。
経済支援が独裁を強化するのは、現地の人が望みもしないのに、大金を現地の政府に渡して住民を弾圧する場合です。「北」朝鮮への経済支援は現金やODAではなく、現地の役立つものでなければなりません。地元と結託するのではなく、民主化圧力をかけながらやるのです。幸い今の拉致問題を見ると、「北」朝鮮支配層との結託はなさそうです。
民主化なしに効果的な支援は不可能といわれることもありますが、秘密主義であるはずの現地で国連や日本の専門家が農業不信の原因を究明したり、データを取ったりして、深刻な状況が分かっている以上、ピョンヤン政府が全くどうしようもない政府であるとは言い切れない。本当にひどい政府なら、自国の恥である飢餓実態を隠すことだってある。
むしろ、日本人専門家や国連スタッフが現地で農業調査をしている事をロクに報道せず、軍事パレードばかり報道するマスコミが秘密主義なのではないでしょうか?今度は日本が終戦直後にアメリカにされたことをする番です。経済支援と民主化圧力、拉致問題解決は同時並行的に進めなければなりません。それが早期解決の道だと思います。