一瞬我が目を疑った、韓国では金儲け亡者として誰からも相手にされていない
「元北朝鮮工作員」安明進、この男が日本の衆議院拉致問題特別委員会に参考人とし
て出席し「わたしが北朝鮮で目撃したり、生きているとの直接的な情報を持っている
日本人は15人」など証言した。
韓国で彼は全くの無名人だ、金を貰えばなんでも云う彼を信用する人はいない、た
だ日本のマスコミだけが記事の端境期対策として訪韓し、彼から何がしの情報を買い
取って日本で流す。
この事は週刊金曜日でも特集したし、韓国のまともな情報通の間では知れ渡ってい
る。
日本の国会での証言すればいくら稼げるか知らないが、よくもまあ私たちの税金を
使って国会証言させたものだ。
案の定、証言の翌日の29日、新潟で拉致被害者の蓮池薫さんが、安明進の証言に
対し「多少の思い違いがあるようだ。私は金日成政治軍事大学にいたことはなく、安
氏とお会いしたことがない」との談話を発表した。
安明進が国会で「蓮池さんは多くの人々の情報を持っている。北朝鮮を怖がらず、
証言して欲しい」言ったことへの反論でもある。
安明進は北朝鮮対策について「最も強力な手段は経済制裁。経済制裁を加えられた
時、日本に対して真摯な姿勢になる」とも言っている。しかし今、彼が住む韓国では、
北朝鮮との経済的交流がますます深まっている、政治的にも門戸は開かれている。
彼もやはり「孤立した脱北者」の一人なのだろう、1993年の脱北だから既に韓
国生活が12年となる、目新しい情報が入る訳でもない。
「生活の為のウソがウソを呼ぶ」段階に入ってしまったのではないだろうか。
脱北者を食い物にするのはもう止めよう、国会は勿論、マスメディアもセピア色の
写真に頼るのではなく、自身の力で「今の南と北」へ取材し、真実を伝えて欲しいも
のである。