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「北朝鮮問題」討論欄

朝鮮戦争でアメリカは原爆投下を考えていた

2005/09/14 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 この事はもう誰でも知っています、しかしその恐怖に誰も目を瞑っている。
 唯一金正日を除いてー。
 中断していた6者協議が再開されるそうです、しかし米朝の核平和利用を巡る溝は 全く埋まっていない、当然と言え日本が望む拉致問題は今回もメインテーマとはなら ない。
 小泉劇場によって大勝した日本政府は、6者協議の結果に係わらず、おそらく中断・ 決裂していた日朝国交回復にも踏み切るかも知れない、なぜなら北朝鮮の労働力は、 小泉のバックにある日本の資本にとって、最も好ましく貴重で、何が何でも獲得した いなものだからです。
 従順で勤勉で、そしてコストの掛からない北朝鮮の人々は、他のアジアでは得られ ないし、南北の交通が基本的に開けた今、「近くて近い国」の有利性は動かない。
 しかし一方、東アジアの平和を求める私たちには、重々しく高いハードルが残され ている、「北東アジア非核平和構想」、言葉では簡単だけど、その実現のカギは全て アメリカが握っている。
 恐ろしいのは北朝鮮の核などではなく、極東4000発のアメリカの核の存在です、 この現実が東アジアを覆っているのです、北東アジアで真の和平が実現するとすれば、 このアメリカの核の撤去、そして日本のアメリカの「核の傘」からの脱退が条件とな る。
 一部の人々が声高に唱える「北朝鮮の核」なんて平和にとってカウント外の事です、 アメリカの核撤去に較べたら「赤子の手を捻る」くらい優しい。
 みんな分かっていて誰も云わない、しかしこれは極、常識的なことです。
 アメリカも、日本も、そして中国も、韓国も、ロシアも核大国です、核平和利用を 行い、豊かな電力を供給している、もちろん核の恐ろしさを引き換えにしてですがー。
 かつて軽水炉原子炉開発を約束した、燃料の重油の供給も約束した、人道支援も約 束した、でも今殆どそれが反故にされている、その中心は拉致問題にこだわる日本で す。
 かつての日朝首脳会談・ピョンヤン宣言で小泉と金正日は密約を交わしている、1 965年の日韓条約が公開されて韓国でも日本でもみんな驚いた、それとおなじこと を小泉と金正日は交わしている、そして小泉の任期もあと1年、延長はあるかもしれ ないが、日朝国交正常化は小泉政権の課題でもあるのです。