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「北朝鮮問題」討論欄

拉致被害者救出活動の拡がりとポイント

2006/01/24 正義味方 50代 会社員

 北朝鮮により拉致された被害者を救出する国際的取り組 みの輪が、一段と広がりを見せている。韓国はもとより、タイ やマカオにも被害者救出の運動が広がり、アメリカでは「めぐ みさん」のドキュメント映画が上映される。

 このような、持続的な運動の高まりは、日本の家族会の粘り 強い活動に負うところが大きい。又、帰国拉致被害者の勇気あ る証言も後押ししている。このような世論、国際的な世論こそ 、被害者救出を確かなものにしていく。

 この時期、北朝鮮の独裁政権の本質を見誤らないことが大事 だ。金政権は、わかりやすく言えば、暴力団のようなもの。ヤ ミ資金、ニセ札、覚せい剤、恐喝、不法、無法の数々。暴力団 と相対する時には、「社会秩序及び法遵守」を振りかざしても 通用しない。「社会秩序及び法遵守」を端から無視する団体で あるからだ。内外の運動の高まりこそ、拉致被害者救出運動の 確かな基盤となる。

 「国交回復=自由な交流」が拉致問題の解決につながるとの 意見もあるが、バカも休み休みにしてもらいたい。北朝鮮と国 交のある中国との往来は、命がけの脱北しか方法がなく、数々 の悲劇が繰り返される。これが現実だ。

 独裁政権下における「自由な交流」は、独裁者だけができる ことであり、庶民にとっては、まさに絵に画いた餅である。こ のような独裁政権の本質を見抜けない意見は、被害者救出運動 に大きなブレーキをかける役割を果たすだけである。