風来坊さん、ご意見ありがとうございます。
「北朝鮮に関する、立っている視点がわからないのでイラク
問題について答えよ」とのことですが、一見して、何とぶしつ
けな、又失礼な問いかけかと思い、無視しようとも考えました
が、大人げないのも如何なものかと考え回答することにします
。
北朝鮮に関する基本的な視点は、過去数年間の私の投稿を良 く読んでいただければ、お分かりいただけるものと思います。 指摘いただく場合、今後、どの点についてか具体的にお願いし たいと思います。
風来坊さんが北朝鮮を批判している視点と、私の視点は概ね 合っています。その上で、少し補足します。北朝鮮に関しては 、あなたが指摘される「金正日によって支配されている前近代 的な専制的独裁国家」の他に付け加える点として、社会主義を 標榜したマフィア的国家経営、類例を見ない人権抑圧が加わり 、更に、最も罪深いのは、国土(環境)と農業、産業を徹底的 に破壊したことがあげられます。そして「拉致」。拉致は、日 朝間に向こうかなり長期にわたる抜き去りがたい「トゲ」を残 した。
次に「あなたは北朝鮮問題の欄しか投稿していませんね。な ぜですか」の問いに対して。敢えて言えば、私の専門分野は、 アジアの人民との連帯と申しておきましょう。昔ふうに言えば 「日中、日朝、ベトナム、沖縄(復帰前)」となります。イム ジン河という曲を御存知ですか? 日朝友好のテ-マソング的 存在でいい曲でした。
誰でも興味があれば、その分野の勉強や、探求をするもので す。中東に興味を引く人、ヨ-ロッパに興味を引く人色々いる はずです。もうひとつの投稿理由は、北朝鮮や日朝関係につい てあまり勉強せず、場当たり的に思いつき的投稿に対して義憤 を感じたことによります。この思いつき的投稿の特徴は独裁国 家の本質を見抜けず、結果として拉致の軽視、独裁国家、独裁 者の擁護につながっていたこと。又、そのバックボ-ンにある のが、日本共産党の国際政策の転換があると見ています。
隣国の専制的独裁に対しては、厳しく批判を展開することが 、今後の長い日朝関係には必要だと確信しています。日本共産 党の現在の対外(中国・北朝鮮)政策や、拉致対応は歴史に汚 点を残すものといえましょう。「極左日和見主義者の中傷と挑 発(無署名論文)~主体思想批判」に至る自主独立の足跡はど こに消えたのでしょうか?私の信念は、正しい日朝関係の構築 、そのためにも、批判すべきは徹底的に批判する。こういうこ とになります。
最後に、5つのイラクについての質問についてはお答えしま せん。理由は、アジアの問題に対するスタンスを中東イラク問 題でリトマス紙にかけるやり方に同意できないためです。又、 前述のとおり、思いつき的な事はいえるかも知れませんが、中 東の問題を包括的に勉強をしているわけではありませんので質 の高い投稿内容に自信もありません。