大変失礼致しました。イラク問題は、あなたの立場を確
認するために書いた物で、それ自体が目的ではありません。こ
れも失礼なのかな。
というのは、北朝鮮の批判をする時、批判した方が良いのか
、批判することは、反動を利するのか、いつも疑問に思いなが
ら書いています。
ところで、北朝鮮の問題が、詳しいようですが、どん底の共
和国の中で、トウモロコシの密植の所で、ミチューリン農法=
ルイセンコ学説が触れられていますが、ミチューリン農法に関
しては、小麦の作付け時期の事しか知りませんが、どのような
関係があるのかご存知ありませんか。日本では八杉氏が、ルイ
センコ学説を研究していましたが、トウモロコシの記述はあり
ません。
ルイセンコ学説に関しては、(ネオ・ダウィニズムが自然淘
汰説と突然変異説だけで説明するのに対して、)獲得形質の遺
伝という、本来、遺伝学、進化論の問題が、何時の間にかスタ-
リン=ルイセンコによって、弁証法の量的変化は、質的変化を
もたらすという、哲学論争にすり替えられ、それに都合の良い
資料が捏造され、それに異論を唱える学者が粛清された。西側
の方も、大英博物館の展示で系統樹を結ぶ線を消去したら、マ
ルクス主義に汚染されている。(キリンの首)という訳の分から
ない哲学論争の方向になってしまった。
その結果、本来の獲得形質の遺伝の可能性が、追求されない
ままになっているのを残念に思う。