今、書店で「嫌韓流NO2」が発売され、初号と合わせ65
万部が売れたと宣伝されている。しかしこのNO2も内容的に
は三流週刊誌なみの得手勝手な情報を羅列し、マンガにまとめ
たのだけのもので、何の新鮮味もない代物である。
言わば金儲けの為に、小泉純一郎の好きな「ガサネタ」をマ
ンガにして排外主義をあおり、マスメディアが「金儲け」のた
め流し続けて醸成したものの飽きられ、ややくたびれてしまっ
た朝鮮や韓国、在日の人々に対する差別観に、もう一度焦点を
当て、強化しようとしたものだ。
まさに「柳の下に二匹目のドジョウを捜す」ようなものだか
ら、なんの迫力もない、読んだ人はより嫌悪感を強めるだけだ
ろう。
しかし韓国では、既にこのマンガも発売と同時に関係機関に
入手され、日本という国のの文化度合いが分析され、検証され
ているという。
差別感と排外主義、差別と闘おうとする人物を全て「悪者顔
」に描き、差別者・排外主義者を全て「イケメン」で描く、こ
のマンガのお粗末さ、不正犠牲をただ笑っていいものか。
「日本人」そのものが試されている。