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「北朝鮮問題」討論欄

「嫌韓流NO2」と称するマンガについて

2006/03/12 寄らば大樹の陰 50代 苦闘 するフリーター

 今、書店で「嫌韓流NO2」が発売され、初号と合わせ65 万部が売れたと宣伝されている。しかしこのNO2も内容的に は三流週刊誌なみの得手勝手な情報を羅列し、マンガにまとめ たのだけのもので、何の新鮮味もない代物である。
 言わば金儲けの為に、小泉純一郎の好きな「ガサネタ」をマ ンガにして排外主義をあおり、マスメディアが「金儲け」のた め流し続けて醸成したものの飽きられ、ややくたびれてしまっ た朝鮮や韓国、在日の人々に対する差別観に、もう一度焦点を 当て、強化しようとしたものだ。
 まさに「柳の下に二匹目のドジョウを捜す」ようなものだか ら、なんの迫力もない、読んだ人はより嫌悪感を強めるだけだ ろう。
 しかし韓国では、既にこのマンガも発売と同時に関係機関に 入手され、日本という国のの文化度合いが分析され、検証され ているという。
 差別感と排外主義、差別と闘おうとする人物を全て「悪者顔 」に描き、差別者・排外主義者を全て「イケメン」で描く、こ のマンガのお粗末さ、不正犠牲をただ笑っていいものか。
 「日本人」そのものが試されている。