みのもんたの「北朝鮮系在日は拉致犯罪を自浄せよ」というトンデモ発言が物議をかもしている。
問題の暴言は、24日の「朝ズバッ!」(TBS)で、拉致問題と関連して在日本朝鮮大阪府商工会に家宅捜索が行われた報道に対するコメントとして発せられた。朝っぱらか目ん玉が飛び出しそうになった。イチローの意味不明な「嫌韓」行為が話題になっているさなか、またまた爆弾が投下された。
【以下、暴言内容】(正確ではない)
「北朝鮮系の在日は自浄能力を持つべき」
「日本でこれからも生活して、子どもを育てていきたいなら、すべてを明らかにせよ」
「もって日本を愛しなさい」
【以上】
まったく開いた口がふさがらない。。。とくに朝鮮学校に子どもを送る保護者の間で怒りが湧き起こっている。
▼ なぜ暴言だと言えるのか
ほとんどの「北朝鮮系在日」は拉致が行われていることを知らなかった。朝鮮総聯や参加組織が団体で関与した訳ではない。特定の人がおどされて関与させられた。これらの事情を知らず、「自浄」を云々することは、拉致と在日、朝鮮総聯を結びつける印象を与える。つまり、朝鮮総聯が積極的に関与したような印象を与える。
そのような人たちに「自浄」「明らかに」を求めることは、まったくの筋違い。日本の植民地支配と侵略戦争の産物として日本にいる在日コリアンが、日本で差別され続けていること、日本の過去の犯罪行為がまったく「自浄」されていないことを無視した非常識な妄言だと言える。
そんな国を愛することを求めること自体が異常だ。ほとんどの在日コリアンは自分が生まれ育った土地や馴染みの地域、人々を「愛している」が、国としての対応、あるいは政治家や勘違いコメンテーターの無神経な発言に悩まされ、反発し、「愛せない」でいるのだ。
そもそも「北朝鮮系在日」とは何なのか。朝鮮籍を指すのか、北朝鮮を指示する人を指すのか不明だ。在日コリアンの事情をまったく知らない大衆迎合型無節操司会者の典型的な恥ずかしい発言なのだが。。。