風来坊さま、ご意見ありがとうございます。
今回の国連での攻防は、日本政府にとって「第七章決議が国
連では絶対に採択されない」というのは、小泉・安部・麻生な
どには「想定済み」の問題なのです。
考えても見てください。中国・ロシアという常任理事国が賛
成するわけがないのですから。最初から日本の提案が受け入れ
られるということは0%だったのです。
だから、そのことが分かっているからアメリカと組んで強硬
な論陣を張ったのです。そうでないと「議長提案」という何の
役にも立たない結論しか出せなかったからです。戦後、日本が
こんな強硬な論陣を張ったのは初めてです。
この強行姿勢によって、中国・ロシア・韓国は世界の世論に
従わざるを得なくなり、新決議案を提出したのです。
それまでの中国・ロシア・韓国の主張ではとうてい世界を納
得させることが出来なくなったからです。
今回の北朝鮮のミサイル発射は、世界が認めるわけには行か
なかったということです。だから、この決議を正面切って反対
したのは北朝鮮1国しかありませんでした。当たり前のことで
す。
重要なのは、第七章を抜きにしても、国連加盟の全ての国が
北朝鮮を非難したことなのです。
これで、金正日は3発目を打つ瀬戸際外交を出来なくしたの
です。