年金生活者様(2006/07/12 sapata 60代以上)
私が恥じ入るのは、結局のところ、社会主義やら共産主義や らの本質を見抜けなかったという点なのです。別に金正日やら がどうこうということではないのです。一国で可能だとか不可 能だとかの議論はありますが社会主義が国民を幸福にはできな かったという点を当時予測できなかったということです。
じゃあ資本主義が幸福にしているのか?と、ここに集まる皆 様は反論されるでしょう。でも、第二次世界大戦後社会主義圏 、資本主義圏、二つの勢力が生まれました。資本主義社会では 様々な問題・・・公害問題やら政治の腐敗問題やら・・・色々 国民を不幸にしかねない出来事がたくさん起こりました・・・ 確かに。しかし、その都度問題は公表されて国民の非難にさら されてきた結果、それなりに・・・軌道修正もなされてきまし た。
しかし、社会主義・共産主義を標榜する国は問題が無かった ことにされつづけていたのです。どういう問題があるのかすら 私達にはわからなかったのです。こうした本質的問題があると いうことを認識できなかったことに私は恥じ入っているのです 。問題を隠した体制を非難することより、所詮社会主義も資本 主義も体制側になれば似たような問題が起こるだろうと予測し なかった自分と、社会主義という体制の中に問題の本質を隠そ うとする体質があるということについて理解しなかった自分に 恥じ入っているのです。
だからと言って、これからはもろ手を上げて資本主義を支持 しようなどと言っているわけじゃないんです。常に問題ごとに 物事の本質を真面目に考えて結論を下そうと考えているだけで す。社会主義の優位性などという絵空事は捨てて平等に物事を 自分の頭でヨーク考えて評価しようというのです。