投稿する トップページ ヘルプ アメリカの北に対する金融制裁は相当効いています。金正日は追い詰められているのは確かなことです。
飴と鞭で支配してきた２～３千人といわれる支配層と軍部に不穏な動きもあり、それを治めるためにミサイルを乱発し、不満をアメリカ帝国主義に逸らしたというのが北朝鮮専門家達の意見です。ミサイルを乱射は国内向けだった、という訳です。
であるのに崩壊しない？ なぜか？？ 韓国からの大量の支援があることもあるが、たかが知れています。そこには中国のポスト金正日政策があるからでしょう。
「東北工程」と韓国では言っていますが、北朝鮮を中国化していく準備をしているというのです。一つは、中国東北部にある高句麗・高麗・渤海などの遺跡全てを“中国の少数民族政権”と位置づけ朝鮮民族ではないと言い出してきているのです。
さらに、現在北朝鮮にあるレアメタル鉱山を中国企業が買いあさり、今後50年間の使用権を売り渡してしまい、何とラジンという有名な港の使用権も売り飛ばしてしなったのです。既に昔の香港・マカオのような状態になっているのです。
いま、中国朝鮮族(戦前に朝鮮半島から満州に逃れた人たち)の間では「金正日は北朝鮮を切り売りしながら政権維持を図っている民族の裏切り者だ」「北朝鮮は南吉林省になってしまった」と囁いているそうです。
中国は既にポスト金正日体制を睨んで動き始めており、おまけに金正日と仲の悪い長男“金正男”を国内に囲っています。アメリカとのおり合いさえ付けば中国の傀儡政権の誕生もあり得るということです。
そうなれば、統一などは夢のまた夢、大国に翻弄されてきた朝鮮民族の悲劇がまた繰り返されるかも知れません。