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「北朝鮮問題」討論欄

強面の軍事独裁国家に接する方法

2006/10/16 カズ 50代

 国連で北朝鮮は、「アメリカがわが国に対する圧力を強化するなら宣戦布告とみなし、物理的対抗措置を取る」と宣言した。しかし、アメリカは武力衝突に発展する可能性のある臨検を強行する可能性が高い。
 安倍政権は、その臨検に自衛隊を協力させるために「周辺事態法」の発動も可能にする特別措置法を制定する意向を示している。こうなると、米朝戦争の危険はちろんのこと、日朝戦争の危険すらもでてくるだろう。
 今、できることは何か? 北朝鮮が念頭にある相手は国連でも6者協議国でもない。ただひとつ、アメリカなのである。そのアメリカとの直接対話を実現させることが緊急の課題であると思う。そして、アメリカに対して臨検なんて危なかっしい協力をするぐらいなら、米朝の二者協議を説得してみせたら、安倍も一躍、国際社会で名を馳せることができると思うがどうだろう? あべちゃん!! 北朝鮮に対しては、金正日と知己の小泉前首相に人肌脱いで貰って対話の場をつくるぐらいの洒落たことがやれたら、次回は自民党に入れたくもなるってもんだよ。
 ついでに、日朝ピョンヤン宣言をやってのけた金・小泉のお二人だから、さらに進んで日朝平和条約の締結への道を開き、両国の戦争状態から脱出できる努力をしてもらいたいものだ。そうすれば、拉致問題の解決だって大きく道が開かれていくにちがいない。
 声高に北への圧力を加えようと叫んでいても、ラチがあくもんじやーない。平和主義が命ずる外交の基本路線を突き進んでいくことにこそ、ラチがあくってもんだよ。
10/16