【コラム】韓国は「戦争するならしてみろ」という決意で臨むべき
韓半島(朝鮮半島)にはびこる3大病原菌と3大疾患が何かご存じだろうか。まず3 大病原菌とは金正日(キム・ジョンイル)体制、金正日追従勢力、金正日の弁護人を 指す。そして3大疾患とは、これら病原菌の反米扇動に乗せられる単細胞症、金正日 が核を突きつけようが何をしようが平気な不感症、常に恐れをなして退却する敗北主 義症を指す。
柳根一(リュ・グンイル)論説委員
朝鮮日報より抜粋転載
私達左翼は、安部政権やマスコミ、右翼のように北朝鮮を侮らず、反米扇動に乗せ
られて単細胞にならず、客観的・冷静な分析をし、金正日が核を突きつけようが何を
しようが平気な不感症にならず、恐れず、退却せずに北朝鮮の民主化と朝鮮半島北部
の経済再建を考えねばなりません。
ノムヒョン政権は、日本で言えば田中角栄政権から鈴木善幸政権にあたると思いま
す。この間に日本の左翼は脱冷戦の鍵を探すことが出来ませんでした。この後連立政
権になっても意外と冷戦戦争体制のひびはこの時ほどはできず、むしろ社会党政権参
加後も日米は更に一体化していきました。
ノムヒョン政権がハンナラ党政権になれば、再び日米韓が一体化して冷戦戦争体制
が強化されるでしょう。
韓国の政権だけで日朝の強硬派を抑えて脱冷戦体制を作るのは不可能です。いずれ
このままいけば韓国ではハンナラ党が政権を奪還するでしょう。
坂本竜馬は武力倒幕にこだわる薩長・体制維持にこだわる幕府の両方の強硬派から
目の仇にされてきました。そして、結局武力倒幕によるクーデターは阻止できません
でした。
ノムヒョン政権が続いている間に左翼は韓国で、日本で、アメリカで、香港で、台
湾で、色々な形の脱冷戦体制の鍵を探さねばならないでしょう。ハンナラ党政権が成
立すれば、その鍵は全て没収される可能性がありますから。
もちろん、韓国の政権が冷戦派のハンナラ党に代わっても、平和運動の闘いはそれ
で終わりではありません。戊辰戦争がジャーナリズムの始まりであり、「三木おろし」
や村山内閣成立が新たな闘いの始まりであったように、戦争体制強化か脱冷戦かの闘
いは続いていくでしょう。