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「共産党の理論・政策・歴史」討論欄

アフガニスタン問題で反論

2008/12/1 trockij

『綱領改定案と日本共産党の歴史的転換(中)』に反論があります。

「さざ波通信」編集部は、日本共産党がソ連軍のアフガニスタン革命援助に対し て反対したことに賛成のようです。しかしこれは、日本共産党の右傾化と民族主 義化の重要な転換点でした。

アフガニスタン問題については、『新生アフガニス タンへの旅』、特に、「 民族主義者の弁明の自己破産―日本共産党声明『アフガニスタソ事件の原点』批 判」「『赤旗』の虚言と捏造に答える―アフガニスタン人民民主党声 明」をお読みください。

「なるほど、たしかに日本共産党はそうした行為に明確に反対の立 場を表明した。それは誇るべきものであり、当時におけるソ連の高い権威(主流 派共産主義者のあいだでの)を考えれば、それは先見的で勇気のある行為であっ たと言える。」などといいますが、実際は逆で、日本共産党が次第に1917年のロ シヤ革命の伝統と断絶して「自主独立」「民族自決権」(レーニン主義の民族自 決権とは全く異なる)という名の民族主義を純化させていく契機になりました。 そしてそのことによって、日本共産党はアフガニスタン革命の成果が一掃されて しまい今日の米帝とイスラム反動勢力による支配を許してしまったことに責任が あります。

「自主独立」「民族自決権」という名の民族主義は、やがて「野党外交」という 醜悪な姿をさらすことになりました。