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「共産党の理論・政策・歴史」討論欄

医学の科学的発展は緊急の国民的課題 医学をめぐるふたつの道の闘い

2010/6/13 pcaia 60代以上 自営業

1.現代医学は形而上学的観念論の立場
 現代医学は驚異的な発展を遂げたかのように考えられています。しかし、その 発展は機器や技術の面という外見だけといわざるを得ません。前世紀的、且つ 誤った定説を基盤とした現代医学は、ガンを始めとする難病・奇病、またその他 の諸疾患に対しても、暗中摸索の治療に終始し、確固たる治療策を持てない状態 が相変わらず続いています。(http://www.chishima.ac/i/dai1.htmから引用) 症状の数ごとに病名を付け、それぞれ別々の薬を処方し、薬の副作用を抑えるた めの薬を処方するなど驚くべき「薬つけ医療」が横行しています。1歩間違えば 死に至る危険な手術、臓器の取り替え、毒(抗がん剤)を盛って弱った体に放射 線をあてるなどなど生命の自然の運動法則を完全に無視した愚かな治療が当然の ように行われています。
 まさしく、形而上学的観念論の医学、「貴方は黙って、信頼して任せなさい」 という宗教的医学でもあります。
この医学理論で医学教育が行われ、病院が建ち、医療機器、医薬品が開発され 医療スタッフが組織され、膨大な医療体制が出来あがってしまいました。数百万 の人々が関わる大医療体制です。中世の教会をはるかにしのぐ医療大帝国です。 人々はこの大帝国に身も心も支配されています。
 間違いに気付いても簡単に後戻りできない事態になってしまいました。いまさ ら別の科学的医学なんてものが出てきても困リます。世間から、抹殺する必要が あります。こうして、冒頭引用したような現代医学に批判的な潮流は自らの弱点 (観念論的)もあいまって、学会から締め出され、メディアからも無視されて医 学の世界から姿が消えてしまったかに見えました。
3.どんな策謀も「真理」を抹殺することは出来ない!
 現代医学の側からの「科学性がない」とか、とるに足らぬ変わり者、異端者の 発想とか、攻撃され、保険適用を外され(日本)て「医学の世界」からは抹殺さ れたかのようになっていた「真理(自然の法則)」が「政治の世界」から力強く 芽を吹きだしました。「マクガバンレポート」です。
4.マクガバンレポート
「ガン、心臓病をはじめ、多くの病気が増え続けている。そして進歩したとされ るアメリカの医学を活用し、しかも巨額の医療費が注ぎ込まれているのに、アメ リカ国民は病気ばかり増えてますます不健康になるばかりである。この原因を解 明し、根本的な対策をたてないことにはアメリカは病気で滅んでしまう。」
ということでアメリカ上院栄養問題特別委員会(1977年)は世界中から 3000人に及ぶ専門家を動員、2年間の調査の結果「ガン、心臓病、脳卒中な どアメリカの6大死因となっている病気は、現代の間違った食生活が原因となっ て起こる“食源病”である。この間違った食生活を改めることでこれらの病気を予 防する以外に先進国民が健康になる方法はない。現代の医学は薬や手術といった ことだけに偏りすぎた、栄養に盲目な片目の医学であった。栄養に盲目でない医 学につくりかえる必要がある。」という結論を出しました。
6.製薬資本、医療機器メーカーに支配される日本の医療
 製薬、医療機器産業界の強い支配のもとで食生活改善で病気を予防・治療する 考え方を、非科学的、有効性の疑われるものとして健康保険の適用から除外し排 撃しています。
 厚生労働省はマクガバンレポートについて「知らなかった!」では済まされな い事態になることを恐れて「健康日本21」などの食生活改善指針を発表しては います。
 その一方、抗がん剤の「副作用対策」を記したパンフレットを発行、メディア (NHK)使って大々的に宣伝したり、すでに食源病という結論の出ているガンに ついて「立花 隆」などという人物を使って世界の著名?な数名の医師たちとの インタビュー番組を特集するなどして、ガンが世界中でいまだに解明されていな い難病であるかのように印象ずけようと躍起になっています。こうして有効性が 大きく疑われている三大療法を国として引き続きバックアップする意志を表明し ています。
7.いまこそ医学の弁証法的発展が求められています
 いま日本でもオーソモレキュラー療法、ゲルマン療法の流れを汲む栄養療法、 玄米菜食などを中心にした代替療法も大きな成果を上げ始めました。生命を部分 ぶぶんに切り取り、静止した、死んだ状態で研究する形而上学的医学から、生き た、動いて、それぞれ関連しあっている状態のもとで研究する医学に発展させる ことなしには人々の命と健康を守ることは出来ません。高齢化社会をむかえてこ のことはより一層、急がれる課題になっています。
(参考資料)
1.http://orthomolecule.jugem.jp/
2.ロバート・メンデルソン「医者が患者をだますとき」
3.柳沢厚生 ビタミンCがガン細胞を殺す
4.http://www.imj.or.jp/ 日本統合医療学界
5.http://www.imj.or.jp/
6.いまの食生活では早死にするー今村光一