投稿する トップページ ヘルプ

「科学的社会主義」討論欄

帝国主義論の現代における意義(2)

2007/7/1 ぶどうちゃん 40代

 帝国主義論は、レーニンが資本主義の最後の段階であり 、社会主義の前夜であると指摘しています。社会主義の実現し た国が、ロシアでした。
 当初は、ヨーロッパ社会で社会主義革命を通して社会主義の 国が実現できる見通しでした。
 レーニンは、ヨーロッパの帝国主義国やアジアの帝国主義国 、アメリカの帝国主義国がアジアとアフリカで領土の分割と再 分割するなかで、ロシアが日本帝国主義との戦争しながら、労 働者との矛盾を抱えていました。
 レーニンは、ロシアの労働者階級と農民に「戦争から内乱へ 」のスローガンでロシア革命への参加を呼び掛けました。
 社会主義の前夜は、自動的に社会主義社会が実現するのでは なく、労働者階級の先進層が、中間層や遅れた層を革命に導く 状況が生まれることです。
 資本主義の不朽性は、独占が、超過利潤を労働者の賃金引き 上げに配分するのではなく、労働組合の幹部の買収や株式市場 へのバラマキに使います。このようなことが、労使一体の企業 の腐敗の温存と、法律違反の横行、品質管理の低下、公害の蔓 延に繋がります。 私は、アメリカ帝国主義を頂点とした産業 と軍事のグローバル化に対抗する戦略を立てるために帝国主義 論を参考にしていきます。