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「科学的社会主義」討論欄

私的覚書のさざ波用抜粋(2)

2010/12/16 ZERO 30代

日本における小宇宙主義の革命ミリタリズは、トリスタンツァラのダダ→シュルレアリスムのピカソという、ミリタリズム揚棄のセンテンスを特に持っていない。わかりやすくいうと、トロツキズム的な永久革命論によりマクロの悪魔の浸蝕を食い止めるというのは、本末転倒である。
遺伝子改悪の最大の因子は、宇宙胎蔵世界構造と、輪廻が現実に尽きることにある。これはおそらく正法の限界、即ち常識の倒潰という現実として現象化する。道元は弁天干渉に殺害されるのだ。歌舞伎役者が暴走族に再起不能の暴行を受ける非常識さにそれをみる。
要点を書き抜けば遺伝子改悪とは、やはり宇宙胎蔵の本質であり、常に名誉ある平和がそれを打破するのが真実なのである。
実際には国家の揚棄も資本制生産の揚棄も容易なことである。資本論がもし、学際的統合の計画であるならば、その壮大な共著計画に参画する船中八作にこう記せばいいのだ

「各ネイションステートの国立農業大学長を各政府の総書記とおく」

これは小キリスト社会の持ち回り籤引き聖者をネイションステートのシステムに取り込む方策でもある。いかにも坂本が欧州に生まれれば書きそうなことだ。
レーニン主義におけるプロレタリアの実相は実はテクノクラートのことである。農業テクノクラートの最も本質的な起業論の内部にマルクスの限界つまり、世界産業革命に対するアウフヘーヴェンはそもそも裏書されている。
このように彼には亡命イギリス人という属性の限界がある。
それが、汎ユダヤ的キリスト世界の教主である、カールマルテルの後継というマクロの悪魔としてのカールマルクスの正体である。

マクロの悪魔としての日本=共産圏に対するアメリカのための防波堤であり、その具体性の俯瞰は日本の民族構造において「大衆」には認知不可能とされている。この構造を解く鍵が、北部仏教の解体と終焉のパラダイムであると思われる。それは教育勅語以降の、或いは、大杉栄や石川啄木や野呂栄太郎や小林多喜二や幸徳秋水に対する過度な去勢の歴史に対する本質的な反省のアカデミズム媒体が用意できるかどうかである。
加藤周一や石川淳が透徹認知してきた、マーズアタックである靖国さえ国体は揚棄できないのが現状である。
マーズアタックの本質は当然アメリカに対する国体委譲である。

補足

「道元は弁天干渉に殺害される」というのは、戯曲作者故井上ひさしさんの『道元の冒険』の内容と、市川海老蔵を重ねて例えた比喩である。