投稿する トップページ ヘルプ

「科学的社会主義」討論欄

レーニン嫌いの人へ「レーニンのストックホルムからの通 信」

2006/01/23 寄らば大樹の陰 50代 苦闘 するフリーター

 第24大会で日本共産党は「統一戦線的闘いの放棄」を 決めてしまったようです。

 あの右傾化激しい朝日新聞にさえ「柔軟共産党悩む」「もっ と現実味を」「独自性捨てられず・連携拒み主張埋没気味」等 と揶揄されている。
 この状況ではかつての「倍倍ゲーム」や「自共対決」等とは 程遠く、この客観的情勢の緊迫化の中で、何も出来ず文字通り 埋没するかしかないようだ。

 さて1905年のロシア革命の敗北のあと、ストックホルム 亡命中のレーニンは「新生活」紙へ、下記のような公開書簡を 送っている。
 レーニンのレーニンたるゆえんと言うか、レーニン食わず嫌 いの人には参考になると思うので投稿します。

<レーニンの労働者権力ビジョン>
「もしペテルブルクのボルシェビキがソヴィェトに、我々の党 綱領、我々の指導権を押し付けようとするならそれは誤りだ」
「ソヴィエトを我々党員のみに限定しようとしてはダメなんだ 。ソヴィェトは非党員の労働者、水夫、兵士、農民、そしてブ ルジョワ知識人を募らなくてはー」
「これらの混合民主主義的要素を、ソヴィェトに結びつけるん だ、さもないと革命は敗北する!」
「ソヴィェトはまさしくストライキ委員会ではない、それは臨 時革命政府なのだ」
<それは労働者民主主義の未来形である>(文)リチャード・ アッピグナネッセイ

 これを見ても分かるように、レーニンはガチガチの教条主義 者ではない、官僚主義者でも形式主義でもない。
 いかに社会の主人公たる労働者がブルジョワジーを倒し、「 労働者自己解放」を通じて共産主義社会を実現するのか、それ こそ柔軟に考える共産主義者・イストなのです。
 敵がなりふりかまわず、総力を上げて突進しょう宣言してい る時、孤高に浸るなんてニヒリストもしない、完全な敗北主義 です。