第24大会で日本共産党は「統一戦線的闘いの放棄」を 決めてしまったようです。
あの右傾化激しい朝日新聞にさえ「柔軟共産党悩む」「もっ
と現実味を」「独自性捨てられず・連携拒み主張埋没気味」等
と揶揄されている。
この状況ではかつての「倍倍ゲーム」や「自共対決」等とは
程遠く、この客観的情勢の緊迫化の中で、何も出来ず文字通り
埋没するかしかないようだ。
さて1905年のロシア革命の敗北のあと、ストックホルム
亡命中のレーニンは「新生活」紙へ、下記のような公開書簡を
送っている。
レーニンのレーニンたるゆえんと言うか、レーニン食わず嫌
いの人には参考になると思うので投稿します。
<レーニンの労働者権力ビジョン>
「もしペテルブルクのボルシェビキがソヴィェトに、我々の党 綱領、我々の指導権を押し付けようとするならそれは誤りだ」
「ソヴィエトを我々党員のみに限定しようとしてはダメなんだ 。ソヴィェトは非党員の労働者、水夫、兵士、農民、そしてブ ルジョワ知識人を募らなくてはー」
「これらの混合民主主義的要素を、ソヴィェトに結びつけるん だ、さもないと革命は敗北する!」
「ソヴィェトはまさしくストライキ委員会ではない、それは臨 時革命政府なのだ」
<それは労働者民主主義の未来形である>(文)リチャード・ アッピグナネッセイ
これを見ても分かるように、レーニンはガチガチの教条主義
者ではない、官僚主義者でも形式主義でもない。
いかに社会の主人公たる労働者がブルジョワジーを倒し、「
労働者自己解放」を通じて共産主義社会を実現するのか、それ
こそ柔軟に考える共産主義者・イストなのです。
敵がなりふりかまわず、総力を上げて突進しょう宣言してい
る時、孤高に浸るなんてニヒリストもしない、完全な敗北主義
です。