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「科学的社会主義」討論欄

老人問題について  返レス

2006/02/08 ロム3

>人口の大半を占める労働者、仮にその労働者の 割合が九割以上なら、その労働者が支配する社会というのは、 きわめて民主的な社会に近いことになります。ソ連の間違いは 、この労働者による支配ではなく、ごく一部の共産党を中心と した特権階級による、非民主的な支配であったことです。「労 働者の社会」といいながら、実は労働者を抑圧支配する社会だ ったのです。

 まったくそのとおりと思います。

>代表民主主義には、一部の人間に権力が集中し 、そして、代表しているはずの民を裏切り、独裁権力者を生ん でしまう可能性が、絶えず秘められています。
>インターネットを政治に導入することで、この 権力の暴走をチェックできます。また、上述したように、人口 の大半は労働者なのですから、ネットがイニシアチブを発揮す る体制というのは、労働者の支配する社会といってもよく、こ のことは、コミュニズムの考えとも矛盾しません。

 私の年代では、インターネトに接続できない人がほとんどで す。それにパソコンを操作するのはかなりお金がかかります。

 先日姉が上京してくる用事がありました。行き先を孫にネッ トで地図をだしてもらいなさい。といったら、孫のパソコンは 、ウイルスにやられていて使えないといいました。20代に入っ たばかりでは、パソコンを整備する費用もないのです。携帯を 使用すれば問題はまた別でしょうね。でも、パソコンも携帯も ない。という人はかなりいます。

>「人間にとって労働そのものが欲求となるよう な社会」という、理想があります。老人は働けないから、ぶら ぶらしてればいいというのでは、あまりにむなしい生活だとお 考えになりませんか?
 せめて、一日一時間でもいいから、老人も出来る範囲の労働 に参加する、老人から労働の楽しみを奪わない、社会であるべ きだと考えています。 資本主義社会ではそうした生産効率を 下げる、金儲けに繋がらない、老人労働者を雇うような社会に は、成りようがありません。

 少ない年金を補うためにわずかでもいい、賃金をうる仕事を したいという人はかなりいると思います。資本主義社会でも工 夫次第で老人の活用は出来ると思います。老人は働けないもの という固定観念は、むしろ社会主義思想の人の中に多いと思い ます。年齢給は、社会主義思想のもので、能力給は、資本主義 思想のものです。

 しかし、基本的人権を守るためには、能力給はいかがなもの かとは思います。一定収入の上乗せ給ならば現実的と思います 。とくに年金生活者の老人は、体力にあった能力給の方が望ま しいと考えます。

> 老人が、ささやかながらも、こうした社会参 加ができるようであれば、認知症患者などは減り、人々はもっ と幸せになるはずです。

 たしかに認知症の一部には、甘えとか、社会との隔絶とかが 要因になっていることが考えられます。性格が大きく影響して いるように思います。しかし、そういう認知症の人はむしろ幸 せかなと思います。80歳過ぎても働かなければならない人は 、認知症にもなっておれません。そういう老人に経済的にまだ ぶらさがっている中年も、若者もいるわけで、死ぬにも死ねな い。老人もいます。数はすくないとはおもいますけれど。

 私も老人ですが、私を助けてやろうという、甥や、姪はいま せん。遺産をほしがる人はいるのですが。
 自分の持っているお金を過不足無く使い切って死ねるような 体制があったら望ましいです。