あなたは、11/17の社会主義のお話の中でレーニンもトロ
ツキーもドイツ革命に期待するが、ローザがレーニン型組織論
を嫌ったためにスパルタクスを結成するもすでに遅く、帝国主
義社民のノスケに虐殺されてしまうに反論します。
ドイツ革命の失敗の主要な要因はレーニン=トロツキー派の
ラデック等が一揆主義的な直接行動を主張して、国民議会選挙
や労働組合での、ローザやリープクネヒトの正確な状況判断の
上に立った斬新政策を生温いと退けてしまった事に原因がある
と思います。その結果として、独立社会民主党との、とりわけ
労働組織の中から発生し着実に根を張っていたほとんど唯一の
グループ「革命的オブロイテ」との結集に失敗したことにある
と思います。しかも、その原因は彼らがラデックらの一揆主義
を警戒していたことにあるのは明らかです。1919年1月、早す
ぎる蜂起と戒めていたにもかかわらず、スパルタクス.ウイー
クの大衆蜂起に対して、リープクネヒトとローザあえてこれに
協力して倒れた。死の前日の「ローテファーネ」は蜂起の敗北
を予め予見していたことを覗わせます。
「革命の発展の初期の段階においては個々の革命 闘争が形式的には、敗北をもって終わるということが起こる。 しかし革命は一連の「敗北」によってのみ、その究極の勝利が 準備されるものなのだ。....決定的なものは大衆である。 大衆こそが、その上に革命の究極の勝利が築かれる岩盤なのだ 。大衆はすでに先頭に立った。だからこそこの「敗北」も、イ ンターナショナルな社会主義の誇りであり、力である数々の歴 史的敗北のひとつに数えることができる。だからこの「敗北」 からは未来の勝利の花が開くだろう。