私は、ロシア革命が、一揆主義だと言っている訳ではあ
りません。ドイツにおけるレーニン・トロツキー派のラデック
等が、一揆主義的な、直接行動を主張したと言っているのです
。「革命の発展の初期の段階において~未来の勝利の花が開く
だろう。」までは、死の前日のローテファーネの引用です。
社民に幻想を抱きつつ、とありますが、レーニン主義者は、
悪しきドイツ的遺伝に引きづられ、小市民的・半メンシェビキ
的な思想と環境のもとに、社会民主党への執着が断ち切れなか
ったのだ。(フレッド・エルナー)批判する。
「今日、これらの多くの最良の分子たちを離党へ走らせる、じ れったさと苦々しさが、称賛もでき、理解もできるとしても、 逃走はやはり逃走なのだ。それはブルジョアジーに売り渡され て、シャイデマンやレギンの・・・(文字化け)・・・、締め つけられている大衆に対する裏切りだ。新しい分派を作るため に、一分派が満足ができないものとして、小さな諸分派から脱 退することは簡単だ。が、その単純な脱退行為によって、プロ レタリアにブルジョアジーの重くすさまじいくびきの下からの 解放の、勇ましい手本を示そうというのは、幼稚な誤りという 他はない。・・・・ドイツ社会民主党の崩壊は、労働者階級と ブルジョアジーの一般的闘争という大規模な歴史進行の一過程 であり、個々の人物が茂みの陰に隠れて、よりよい空気を吸う ために、この戦場から逃げ出すことはできない。この巨人的な 戦いは最後まで闘い抜かれるべきだ。支配階級によって誤導さ れ裏切られた労働者階級の首根っこに加えられている、公認社 会民主党と公認自由労働組合の猛烈・・・(文字化け)・・・ 、全力をあげて最後まで闘い抜かなければならない。もっとも すさまじい闘いのなかにあっても、われわれは最後まで大衆の 側に立つべきだ。今日、社会民主党と自ら名乗る、この"組織 的ガラクタの山"を一掃することは、少数者の、あるいは少数 のグループの個人的仕事ではない。・・・・ドイツにおけるこ こ数十年の階級闘争の明白なさだめは、社会民主党と労働組合 のお偉方達に対する闘いであり、だからこそ、われわれの中の 一人一人に次の言葉が適用されるのだ。"わたしはここに踏み とどまる、他になすべきことはない"
「反対派は、社会民主主義のマントで包まれた帝国主義政策か ら大衆を防衛し、党をプロレタリアートの反戦階級闘争のため の、増援活動の分野として活用するために、あらゆる段階で、 多数派の政策を妨げ、闘う目的で党内にとどまる。」1917年1 月7日スパルタクス団評議会決議
労働者大衆の党を離れることへの彼女の反対は、改良主義へ
のいかなる譲歩も含んでいないし、社会民主党指導部へのいか
なる幻想も持っていなかったと考えますが。
ローザが、共産党の結成に踏み切ったのは、独立社会民主党
までが、支配階級に妥協、追随して、戦争政策に協力し、労働
者大衆を裏切る意思と行動がはっきりしてきてからだった。