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「科学的社会主義」討論欄

4/11 菅井さまへ

2006/04/17 ロム3

 菅井さんのお言葉にひっかかるものを感じ初めてレスします。

>ソ連が世界史上最初の本格的な社会主義の実験であったことを承認することがなによりも必要である。その承認がない場合、この実験が失敗だったとしても、その原因を、唯物論的に、分析することは不可能である。
 ソ連が本当の、自身の上に立った(つまり完成した)社会主義社会でなかったからといって、それが別のものであったと分析したり、「全体主義」といった非概念的なカテゴリーにもとづいた単純な権力史観のようなもので、分析したつもりになっているのは、正しくない。現在の社会主義、共産主義についての多くの理解は、スターリン批判以降に出た、さまざまな具体的な分析(反体制、体制的)に比べても、後退した単純化されたものである。多くの実証的なデータが手にはいるようになったにもかかわらず。

 マルクスや、エンゲルスの史的唯物論によれば、生産力が社会形態を変革して行くことになっています。生産力が向上して有り余る物質があふれれば奪い合いがなくなり、平等になると私は思考します。
 しかるにレーニンは、生産力向上システムの資本主義を葬ってしまった。配分だけで平等を実現しようとしたことは、歴史の逆転をめざしたものだとおもいます。
 その後の経過をみればあきらかなようにレーニンの末裔たる北朝鮮では、金王朝が確立されています。
 レーニンの革命は単に歴史の発展を阻害して、封建制社会に引き戻しただけのものだと思います。