反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合を名乗る方の 批判の仕方は大変残念です。
この方の関係している各種論争の第三者の立場ですが、少し
感じるところがあるので投稿します。
氏の姿勢は「反動ブロックVS革命ブロック」というタイトル
に如実に表れているのですが、要するに自分は革命ブロック、
レーニン支持、反帝国主義で正義の味方。
反対陣営は、反動ブロック、反レーニン、帝国主義、社民だ
から駄目である、とこういう図式以上のことはまったく言って
ません。
しかしいまどき、「反レーニンだろう、恐れいったか!」な
どと黄門様の印籠のつもりで出しても、恐れ入る人など誰もい
ないでしょう。
レーニンがそんなに正しかったなら、どうしてまだ世界資本
主義が継続しているんですかね?
帝国主義は20世紀初頭時点で「資本主義の最高にして最後
の段階」だったはずですね。
帝国主義間戦争が内乱に転化して世界プロレタリア革命が起
きるはずでしたが、どうなったのでしょうか?
何だか60年代にさんざん読まされた、どこぞの党派発行の
冊子に載っているようなたぐいの「論文」です。
それを21世紀に、インターネットのウェブ上で読まされる
というのも奇妙なものです。
この方のやっている自己独善と異論排除の姿勢こそ、スター
リン派がトロツキー派などの反対派に行ったことであり、やが
てソ連崩壊へと導いた悪しき発想法そのものです。
それを知ってか知らずか、こうも臆面もなくやられると、ひ
ょっとして左翼を語ってはいるものの、左翼嫌悪の世論形成の
ための謀略かもしれないとさえ勘ぐってしまいます。