無原則的に変質していく共産党の方針、それにたいする
様々な意見を聞きながら、いったいどこまで戻ればいいのか、
どこから考えを構築しなおせばいいのかと思う。
共産党の周りの人たちは、マルクス・エンゲルス・レーニン
あたりが出発点と考えているようだ。しかし、現実の世界の流
れはもうそんな人たちを歴史上の彼方に送ってしまった。
資本主義の矛盾が解決したわけではないが、それに変わる社
会主義或いはオールタナティブな考えが見つからない。
1929年の世界恐慌からケインズ主義、ファシズム、ソ連の共
産主義が生まれたが、結果は歴史が示すとおりである。私はこ
こからもう一度考え直すべきだと思う。
或いは、もう少し前の産業革命による資本主義の勃興で、個
人の自由を勝ち取ったが、昔の村落共同体の人間関係を崩壊さ
せた。共産主義はある意味では自由と共同体の復活をねらった
が、失敗した。ここからと考えてもいい。
一般には、オールタナティブな考えは、社会民主主義やみど
りの党やいわゆる市民運動が私たちの目に付くが、或いは日本
共産党は中国のような市場を導入した社会主義を考えてるよう
だが、マルクス・レーニン主義も事例の一つとして、もう一度
科学的社会主義を皆で考え直す時期だと思う。
皆さんはどんな未来像を持って見えるのであろうか。或いは
、どこからどんな方法で考え直そうと思って見えるのであろう
か。