寄らば大樹の陰さんと、私は、反対側に立っている人間なので、発想がどうも反対になってしまうと思う。
マルクス主義の古典なんか勉強したって何の役にもたたないと私は思います。むしろ、マルクス主義信仰からおのが心を解いて自由になってくださいと申し上げたいです。
>プロレタリア独裁を拒否し、暴力革命を放棄し、議会で多数派になることによって革命を行うという不破さん。
そこのどこが悪いんですか。
>「資本論」は論じるけど「共産党宣言」を読まない共産党。
スターリン主義を批判をしながらやっぱりトロッキーが嫌いな共産党さん。
そしてレーニンもロシア革命もほとんど言わなくなった共産党さん。
それは共産党が現実にめざめて進歩した結果でしょう。
>そして事実、フランスでも、ドイツでも、アメリカでも、イギリスでも、韓国でも、ベネゼエラでも新しい闘いが始まっている。新しい闘う潮流が動き出している。
人間は、生きるだけでも結構な戦いを強いられているのです。昨今の若者の中には、いくつもの仕事をかけもちしても生きてゆくだけの生活費が得られない。生活保護費にも満たない賃金でホームレスに転落してゆく人もいます。この生きるために戦っている人々を助けるのが政党の役目であって、それ以上に戦えというのは無理な話です。
>でもこの国では誰も何もしようとしていない、「相変わらず」が大きな顔して威張っている。そして身内だけでみんな満足している。
面白くもなんともない、変わらなくてはならないのは自分自身だ。党自身だ、組織自身だ、だかなんとも変わらない。
皆は、あなたを面白がらせるために生きているわけじゃない。変われといっても、そんなに簡単に変われるわけじゃない。目的もなく変わったところで何にもならない。人間が変わる以前に社会がどんどん変化している。変化していく社会について行けない人が弱者となっている。変化して行く社会について行けない国も弱い国になる。
なぜ、変化に順応できないのか、そこを検証することが大切だと思う。大気汚染が地球を滅亡においやるのなら、大気汚染をなくす運動が大切だ。その運動も二通りある。無駄なエネルギーを使わぬことが当面の運動であり、大気汚染を起こさないエネルギーに変えて行くことが将来にわたっての運動だと思う。あなたのように精神主義を鼓舞したところで解決にはならない。戦争中の軍部のやりかたに非常に似ていると思う。
>レーニンの発作がもう数年遅れていたらロシア革命も、世界革命ももっと違ったものになったかも知れないと、思わされてしまう展開である。
変わったことはたしかだろうが、レーニン主義では、なにも解決できないことも確かだろう。
>現場を離れた観念論、机の上だけの死んだ理論、自己肯定だけの理論なんて現実には何の力にもならない。
現場とは、何を指しているのか、人が生きることが現場でしょう。
>もっと「マルクス主義」を「科学的社会主義」を、もっと楽しく面白く体験しよう、勉強しよう。
そして勉強したものを、実際の闘いの現場で活用しよう。
マルクスやエンゲルス、レーニンも天国でそのことこそ、待ち望んでいるに違いない。
人は生きるだけで精一杯です。その上、マルクス主義だ、科学的社会主義だの重石をのっけるのは、戦中の軍部と同じ発想だ。平和主義者の言うこととは思えない。われわれは、マルクスも、エンゲルスもレーニンにも何の義理も持っていない。彼らを喜ばさなければならぬ責任はないのです。
戦い戦いといわないでくれ、よほど好戦家のように思えてくる。
人々は、生きるために自分のたたかいを必死でしている。その戦いに敗れて自殺していく人も多い現実を考えてください。
われわれは、現実にあった党の政策を望んでいるだけだ。
あなたを喜ばせる戦いなどはしたくない。