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「現状分析と対抗戦略」討論欄

しっかり事実を見つめなおしてからスタートしよう。

2006/07/17 寄らば大樹の陰 60代以上 苦闘するフリーター

 今日は雨がぱらつく中で、憲法改悪反対のビラと署名取 りをした。
 しかし、いくら観光地で遊びの人が多いといっても、反応が 悪すぎる、ビラの受け取りが悪い。
 20人にやっと一人がビラを受け取り、署名など10分に一 人の割合だ。
 しかし今、茶の間ではテポドンが話題となり、北朝鮮制裁が 論じられ、ゼロ金利解禁が新聞のトップを飾るのに、何でこん なに反応が悪いのだろう。
 しかし雨に打たれて思ったこと、それは私達自身がまだほん の少数派に過ぎないということ、これが現実で、これが当たり 前の反応ということだ。
 大規模な集会、労働組合主催の集会、9条の会などでの、ビ ラや署名への反応を基準にして運動をしてはならないというこ とだ。
 それらには来るべき人、参加すべき人が参加して、当然のよ うにビラを受け取り、署名もする。
 しかしこれはただ当たり前のこと、これらはただやっただけ で、なんら情勢が切り拓いたのでもなければ、支持者が増えた のでもない。
 世論調査での1%前後の支持が、実際の支持者であり、実態 なのだ。
 街頭でのビラの受け取りと署名こそが、私達の実態なのだ。
 これを無視して自己満足的に「今日はよく集まった」とか「 よく署名が取れた」などと満足していては、これまでどおり、 連続した敗北に甘んじ、自己満足の積み重ねに終わるしかない 。
 極少数派としての実態に合わせた戦略と戦術を編み出し、そ れこそ必死の思いでの闘いでしか、情勢を切り拓くことはでき ないのだ。
 しかし秋までもう時間がない、みんながバラバラの中で、何 を企画し、何を予定し、どう闘っていくかが問われている。