参院選の中盤の情勢分析が20日の朝日新聞に載りました。
自民党:比例区は苦戦,1人区は劣勢ないし苦戦。2人区では京
都で苦戦。
公明党:比例区で苦戦,選挙区も大阪,東京以外は苦戦。
民主党:山口など一部を除き一人区で優位ないし,激戦。
共産党:比例区で3,選挙区で1
社民党:比例区で2
国民新党:比例区で1
問題は定数2の選挙区です。
広島は過去のデータと朝日の調査を推測して以下のように私 ははじいています。
民主党の・佐藤候補が民主支持層9割(推定30万×0.9=27万 ),国民新党支持層の大半(推定14万×0.9=12万),社民支 持層(推定7万×0.7=5万)の多くのほか,無党派も半分(3 3万×0.5=16.5万)を固める。60万票程度?
自民・溝手候補は公明の大半(20万×0.7=14万)と,自民の7 割(30万×0.7=21万)を固め35万程度。
無所属・河野候補は無党派の2割強=8万,自民,公明,社民 ,共産の一部=(30万+20万+7万+7万)×(0.3)=27万程 度。
共産・藤本は共産支持層の大半=5万程度。
吉長,福本は苦しい戦い。
佐藤 60万
溝手 35万
河野 27万
藤本 5万
吉長 5万
福本 苦しい(ポスターも張れていない地域が多い)
かくて、自民党が、たかだか、4分の1程度の得票率で、議席を 確保してしまいます。
このままでは「民主の取りすぎ」による「自民善戦」が怖い のです。
佐藤さんから河野さんに9万人程度の有権者が回ると自民党 は落ちます。具体的には、社民党+無党派層うちの2割程度が 河野さんに回る形です。
また,全体では約5割の人が態度未定です。上の私の推測だ と、今は投票率が57%程度というところか。これが、6割を少 し超え、(投票総数が9万程度増える)、その多くが河野さん に向かうようだと、かなり自民党落選に近づきます。
無党派層の自発的な行動が起きれば、自民党は落ちます。佐 藤さんは民主・国民支持者だけで十分入ります。これ以上の無 党派の票は当選には必要ないのです。
京都=定数2では、以下の情勢です。
民主優位
自民・共産が2位当選を目指し、激しい競り合いです。
民主からすこし無党派層が共産に移動すれば自民は落ちます。
大阪=定数3
梅村(民主),公明が先行。自民・谷川,共産・宮本が競り合 い。無党派が民主に入れすぎなければ,自民が落ちます。
東京=定数5
保坂(自民),鈴木(民主),山口(公明)先行。
田村(共産),大河原(民主),川田(無),丸川(自)せり
あい。
東京はなんと言っても、「届け出忘れで投票できなかった丸川 」を落選させることが、至上命題です。
内閣支持率は28%,不支持は59%。ならば野党が与党の倍 以上議席を取るべきです。
民主党にはぜひとも,一人区ではがんばっていただきたい。 山口のとくらたかこさん、報道では、劣勢だが、がんばれ!
だが,複数区での民主党候補による「票のとりすぎ」で,自 民党が落ちなかったら,自民党を減らせません。
良識ある有権者が「命落とすな,とにかく自公を落とせ」で ,うまく行動すれば自民党を減らすことは可能です。
このまま自公政権が暴走すれば本当に国民の多くは「メシが 食えなくなる」こと請け合いだと思います。
共産党がいやだとか、無所属で何ができるとか、言っている場 合ではないのです。
たとえば、無所属議員でも、質問趣意書提出や、国政調査権の 発動などで相当なことができるのです。
とにかく自公を減らすため、ベストを尽くしましょう!