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「現状分析と対抗戦略」討論欄

近づく総選挙と憲法

2008/10/19 千坂史郎 50代

 だらだらした麻生政権も、11月中に選挙をおこなうらしい。福田康夫にくらべて、麻生太郎はごりごりの改憲派。もっともあまり芯があるわけでなく、情勢にそって適当な発言をくりかえす。総選挙の結果だけが問題なのではない。究極は結果だが、選挙にいたる政治家や政党の動きが問題だ。改憲にいたる経過につながる法案や社会問題がさまざまな波紋をもたらすだろう。

 民主党のあらが、ぼろぼろでている。自民党も必死で国会議員や大物の石井一副代表などさがしている。もちろん捜査は警察や検察であるが。民主党が補正予算など一連の動きで見せた解散総選挙のために自民党とすりよる動きを見せたことは、改憲第二保守政党というレッテルが事実だと示している。

 しかし、国民の政治への自公政権打倒の動きを結集してゆくことが、変革につながる。民主党が第一義ではない。国政をかえる動きこそが、大きく変革につながる。私の持論は、民主党の護憲派が躍進することにかならず共産党、社民党がキャステイングボードを握る勝利をおさめることだ。民主党が勝っても、社共が敗北すれば、民主党は自民公明民主の大連立へとむかうだろう。

 公明党には創価学会の池田大作氏の国会証人喚問問題がつきまとう。もし自公大敗北なら、政権から離れないために民主党との連立も考えられる。社共の躍進のない民主党勝利は、いちがいに喜べない状況がありうる。