10月30日にアップされた小生の釈明と入違いのような形になったが、ご両人より
「小生の提起した問題点=発展途上国の原発新設をどう捉え対処すべきか」につ
いて、ご回答を頂いた。先ずはご両人に感謝の意を表するとともに、これまで失
礼な表現があったとすればお詫びしたい。
1)櫻井氏ご指摘の「あかはた報道に見る発展途上国の原発開発への懸念記事」
は、大いに参考になりました。これまで、革新陣営はともすれば「米日両政府へ
の批判はする一方で、社会主義国(と私は解釈しています)や発展途上国政府へ
の批判は控えるないしは沈黙する」傾向があっただけに、櫻井氏のご指摘記事は
意義あるものといえます。
2)丸氏の「発展途上国へは省エネ技術輸出を」レスも、大いに参考になりまし
た。ただし難点を言えば、果して「省エネ+自然エネルギー」だけで「発展途上
国の経済発展にともなうエネルギー需要増を賄える」のでしょうか?
簡単に解答が出る問題ではないのは百も承知です。そして私自身も現時点で
は、「フクシマの経験から安全な原発など原理的にありえないことが判明したか
ら、世界的に原発は廃棄すべき」とも断言しきれません。しかし「フクシマを経
験した我々日本人は如何に世界に向けて脱原発を主張していくか」、我々に課せ
られた人類的課題であることは確かでしょう。