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「現状分析と対抗戦略」討論欄

この国の腐敗構造と裏(官僚=公僕)権力の国(民)支配、左派的知性に思う。

2012/7/22 田村秋生 70代 バイト+自営

先ずは、原仙作さん、ご返信有難うございます。
そこで、改めて、問題提起させていただきたいのですが、僕の最もこの国の絶望してる根幹について、可能ならば”この国の権力(腐敗)構造”について、ご意見(論)を展開していただけないかとお願いしたい。
<僕自身の”思い”を前提に言っておきます(あくまでも主観です)が、「左派のあり方」ではフランス左派に、もはや「裏切られた社会主義(革命)」ではまだ唯一希望(期待)をつないでいる国ではキューバ、と思っています。>

そこで、問題提起をしてみたい、一つは①「この国を実質支配してるのは誰か?」もう一つは②「この国に、真に闘う左翼はあるか?」という問題です。これらについて、原さん他皆さんに論じてもらえたらと思います。

◆問題提起①
小沢氏を僕はネットでの小沢支持者のように100%”総理へ”を期待してる訳ではありません。が、3年前の「政権交代」で明らかになったように、今のこの国の政治家や左派(この国には、僕が描く「左派」は不在なのですが)リーダー達の中に、”国を変え得る”理念を持っているのは、”小沢一郎しか居ない!”という悲しむべき現実だからなのです。
僕は国民意識がもっと高ければ、”若さ”がより大事(性差は関係ない)、森ゆう子議員でも良い、最も望むなら”2,30代の若者”(あらゆる革命史は、どういう世代が担ったか?!を見れば)の、キューバ革命のカストロやゲバラの死をも厭わぬ純粋なひたむきさです。これは今のこの国の現実(政治状況)で無いものねだり、せめて小沢氏ら『国民の生活が第一』党に希望を託す理由です。

さて、本題です。この異常な、悲観的な現実に対して「国民に選ばれた国会議員に”実質的な”国を動かす力は無く、もはや完全に行政権力(検察、財務等)によって動かされている」問題です。3年前の「小沢秘書逮捕」のショックから、その後”検察の闇””検察審査会(=最高裁事務総局)の存在”等が徐々に明らかになるにつれ、≪裏権力≫が偽装・国権(国会)の上に立つ最高権力として実質機能してると言われています。<検察・警察・財務及び官房副長官4者による秘密会合>だそうです。
あくまでも僕の推論ですが、その先に米国が暗躍してるのは容易に想像つきますが、とても怖いのは狂信組織”学会”がそこに糸を引いて存在しているのではないか、ということ。というのは、3,4年前にネット内で知った情報では、「公明(学会の別働隊)が常に、異常なほど、国及び地方議会での”法務委のポスト(委員長)取り”に執念を燃やしている」という。また、「警察内部での多数派(職員数)工作に共産党としのぎを削ってきて、学会員が今や逆転した」という情報です。だとすると、「正義、正義」という言葉を振りかざす司法界・警察が”小沢・悪玉論”や”冤罪”を作り出す構造の背景がとても分かり易いのです。
司法(検察・警察・裁判員と弁護士)界を牛耳られたら、国会議員でも「冤罪デッチアゲ・起訴」して刑務所に入れてしまえ、国民みんな”司法への疑問・批判”など誰もできなくなってしまう、”眼に見えない”実質の独裁国家です。

※参考に、
『森ゆうこ参議院議員と語りあう会
【7月19日 野田首相・最高裁「斉藤検察官、検審不出頭発覚」で大慌て!森議員の再度追及恐れ、参院予算委員会急遽中止!】

◆問題提起②
フランスでは2010年の「年金切下げ法案」反対デモでは、全国統一行動で最高時に約300万人(仏人口の約5%)が参加、パリ・デモでは約10%上の30数万人でした。日本より年金の中身が良いと思うのにさえ、これほどの反対の声でも法案は通ってしまったのです。
日本に当てはめたら、約600万人の全国統一行動デモとなりますが、では、あの熱気あった60年安保時でも全国で100万人結集できたのでしょうか?(僕も、公務員初年で見に?行きましたが、確かに今の国会前抗議行動より”緊迫感と熱気”<左派と全学連が主導してたので>があったのを記憶しています。)
ただ、単純に「数の問題」を問うのではありません。≪連帯≫という精神の問題です。僕はこの国に合わせた言葉で言うと、”和して同ぜず”(論語の一節)です。他者との論争は僕は大歓迎で、その前提に、他者を個人として認める尊重(敬意)が前提にあると思っています。レッテル貼って罵倒する、というのとは真逆です。それは、この国では左も右も、同じスタイルです。(過って20代の頃の能天気な左巻きだった己もそれに近かった、アンドレ・ジッドやマルクスから”哲学は疑うこと”と教わりながらも。)
以前も「小沢一郎や竹原信一氏、大阪の橋下氏らの名前を上げたくらいで(議論以前に)、あるレイバーネットのML上で非難?されたので、面倒くさいから、以後発信止めましたし、その中で新人の若者や女性が同様な発言をしたら”一斉砲火”?を浴び、MLから去っていきました。・・・こんな調子です。大体、面対面で議論しないネット世界でも、その人の言葉使いでおおよそ論争ができそうかできないか分かりますので、それでここ(さざ波通信さん)は意見が異なっても話ができそうなので、好感持っています。
そこで、僕がフランス左派をかうのは、例えば、親ゲバラ・トロ系の『NPA(反資本主義新党)』は『共産党PCF』や『左派党』(大統領選に出たメランション党首)と論争はし今度の大統領選でも”統一候補”の協定はできなかったですが、選挙前に一緒に記者会見したり、そもそも共産党の影響力ある最大労組『CGT』が主導する統一行動・ゼネストには、他の異なる中道・左派労組も一緒に行動するから300万結集が可能なのです。そして国民世論形成に大きいのは(日本と違って)マスコミの公平性です。『NPA』のブザンスノ氏などが公共TVにしょっちゅう引っ張り出されてる感じですが、彼に対する応答では「革命」「共産主義(者)」「左翼」という言葉は毎回のように出てきます。日本では、決してTVに登場させないどころか、こんな左翼言葉は決して発しないでしょう、仏マスコミが批判にさらされる時があっても(右派系新聞『フィガロ』でさえ、。『NPA』のブザンスノ氏を正式に取材してるのですから、日本の読売、朝日などとは姿勢が段違いではないでしょうか?
それと、ある労働団体(旧社系)では、「脱原発」「沖縄」等のことはスローガンに上げていても「消費増税」には全く触れていません。『連合』は経団連の別働隊と揶揄される位だから「反消費税」でないから論外、『全労連』は「反消費税」を明確にしてるから当然。だが、この労組はどっち?、で先のレイバーネット系のリンク先には「連合」も在るので、恐らく”あいまい”にしてるのでしょう。但し、小沢や竹原、橋下に至っては”クソみそ”なので、、、弱者・国民の生活を守る(味方)と言いながら、「反消費税」を言わない欺瞞。そのリンク先に出てるある新左翼系労組センターに問うたら、「その労働団体さんも消費税は反対な筈。我々も「全労連」みたいに明確にしてないのは、取組み不足」と弁解?する程度なのです。スペインでは、最近でも消費税増税反対の大デモが起きてるというのに、この国の左派?は「消費税反対」の小沢ら保守系政治家が反対行動しても知らん振り、彼らがシンパシーを感じてる無能・バカ菅が「消費税賛成」だから、明確に反対できないのかも・・・。だから、この程度の左派?知性だから、左巻き連中と言うのです。

※参考に、
【Olivier Besancenot aux 4 ve'rite's du 19-07-2012 (France 2)】仏TV「フランス2」chに登場する『NPA』のブザンスノ氏(異論持つTVキャスターも信頼した討論を仕掛けてる)

<僕は、仏語初心者程度なので、通訳できないのが残念です。>