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「現状分析と対抗戦略」討論欄

再び、丸さん(9月28日付)へ・・・「官僚政治」批判と「脱原発」への メモ

2012/10/19 田村秋生 70代 バイト

先ず、皆さんにお断りというか弁明しておきたいのは、(我が人生は年齢・健康 的に終末に近い故)”論争”をしたいほどの気力も豊富な知識があっての論証でき る政治的立場に居る人間ではない、ということを踏まえておいて下さい。丸さん の言葉を借りれば、<吟味>程度の発言と思っていただいて結構です。
何故なら、既に言及してると思いますが、我が20代の頃、労働(左派=組合) 運動に走らせてくれたのは、仏作家:アンドレ・ジッドを敬愛した”文学的感性” 人間の「社会=政治参加」(アンガージュマン)の政治的発言・行動が直接の キッカケでしたから・・・晩年に読書で過ごせるならと「ジッド関係本」だけは 引越し時にも売らずに持ってはいますが、もはや読破して「小論」を書けるほど の体力・気力さえありません、残念ながら。
従って、余命がある内に少しでも「政治的発言」しておきたいのだとすれば、小 出裕章氏がいつも”前置き”で言う「全く、責任のない子供たちのため」、次世 代=人類の未来を担う子供=若者達”の側に立つ!”、という一点だけです。それ はジッドの姿勢、ゲバラの信念もまた、同様な思考だったと僕は思っていますの で。(前置き長くなってしまいました、ご免!)

≪1、当該の私の投稿(『脱原発、政権交代、「官僚支配・官僚主権」批判』) の趣旨≫について

<上からの新自由主義的改革(改悪)を推進する立場からの「官僚支配・官僚主 権」批判と、生活擁護(「生活が第一」)・民主主義の拡大という観点からの 「官僚支配・官僚主権」批判は本質的に「同床異夢」>と、丸さんは言います。
①この文章での「前者」は主に誰を指すのか、「後者」は誰(小沢を指す、と思 われるが)なのか、を言ってもらいたい。そしてそれ「同床異夢」ということ は”同類””同質”であると言い、<もっぱら上からの新自由主義的改革(改悪)を 利する>と、恐らく批判してるのです。
②では、丸さんは”下からの「官僚支配・官僚主権」批判”は誰が、どんな行動で 示しているのか、教えてください。

≪2、脱原発運動・世論を取り上げた意図  3、脱原発派と脱原発依存派≫につ いて

僕が「脱原発依存派」と「脱原発派」を簡単に分けたのは、政治的な対立軸を際 立たせるためだけでなく、本質的な”倫理”(命を問う理念=哲学、と僕は解釈) を含んでいるからです。
①僕が最も攻撃したいのは、バ「菅直人」派です。過って組合運動に関わってい た頃”いつか”を期待して旧社民連(*旧社会党右派だが、当時の全共闘・新左翼 に非敵対的だったが故)の菅や江田五月、仙石らにシンパシーを感じていた(然 も酒友達で当時同じ組合仲間の友人がその後自治労に移り菅<「シリウス」赤坂 事務所>の所に派遣され電話工事をやったが、未払いのまま)だけに、「09政 権交代」を裏切ったこと。鮮明に憶えている”民・自合併”での固い菅・小沢の握 手をしておきながら、自らが国のトップになった途端に”小沢系排除”と参院選惨 敗も責任取らず・・・とか、決定的な偽善・欺瞞・裏切りの権力盲者のエセ「脱 原発」政治屋(=脱原発依存派の野田に引き継がせた)だからです。
※自・公とか、み党とか維新等への言及・評価はここでは触れません。少なくと も「脱原発依存派」に取り合えず、入れときましょう。

②一方で、ここの場で僕が対極に挙げるのは、小沢です。
丁度、関連動画が本日視れるので、是非、視聴してみてください。
   ↓
“【録画配信】小沢一郎脱原発ドイツ視察2日目” (IWJ_GERMANY 、10月18日) http://www.ustream.tv/user/IWJ_GERMANY (※参照=ドイ ツ連邦議員「環境・再生エネ委員長」他議員との意見交換)

小沢氏らのドイツ訪問で明確になったことは、菅らエセ「弱者・国民(仙石が大 飯再稼動時の記者会見で、そううそぶいた)」左巻き派の、「脱原発=脱原発依 存」の既得権益=官僚政治擁護の立場 対 小沢ら「脱原発=原発ゼロ」派思考 の立場、です。これは「同床異夢」と言う表現では全く言えない、そこに”欺瞞” があると言ってるのです。(丸さんを攻撃してるのではありません。「菅」的 な、無責任な思考を攻撃、打倒すべきと僕は言いたい。)
得てして、それは”左”的人間の裡にある偽善であり、欺瞞、そしてそれは国民 (昔は、「人民」という言葉を使ったけど)への”裏切り”へと連なります。僕 は、最も”侮蔑したい”言葉が、「裏切り」です。僕には、報復さえ意味するほ ど、許せない対極にある人間です。敢えて言わせてもらえば、スターリンも、で す。
上記に挙げた映像で、ドイツは「数十年かけた議論」で”国民の8割、国会議員 のほとんど(反対は、数人と)が脱原発へ”、福一原発事故を機に”舵を切った” と与・野党議員が互いに言っています。こういう姿です。細かい主義・主張の違 いは前提の上で、「脱原発・再生エネ社会」への苦闘を共にしようとするドイツ 国民(国会議員)の姿です。
そして、そこに学ぼうと、小沢らの姿を映像は明確に撮っています。(菅が「原 子力規制委」人事案の賛成か否かでフリー記者から問われた時、言葉をにごして 明確に答えなかった映像と、全く正反対です。それは「同床異夢」という表現で 許せるものではありません、僕には。)

もう長くなりましたので閉じますが、最後にちょっと一言。
孫崎享『戦後史の正体』は、実際は僕は読んでいません。郷原 信郎『検察の崩 壊』、森ゆうこ『検察の罠』ともども我々の中では話題になっていて読みたい本 ですが、先ほども言ったように、手持ちで積んどく本がまだ一杯あって、最近 は”一切、本を買わない”主義にしています。無料なネット本ならともかく、孫崎 氏に言及したのは、岩上氏との2時間以上の対論を既にネットで視聴してたし、 「戦後史」の孫崎氏言及があらまし分っていたからです。この前も、以前購入し てた小出新刊本も知人に上げてしまいました、ネットで小出講演だけはズーッと 視聴してますから。

ともかく、今は「脱原発・反増税・反官僚政治」の旗の下に≪反民・自・公「国 民連合」≫戦線で結束すべき!が、僕の主張です。