私の知人が属する「脱原発を実現する会」は、要望書を携えて、共産党本部を訪問した。その結果をメーリングリストにおいて、報告した。
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共産党本部への要望書提出の結果報告 2012.12.4
先週の月曜日、共産党本部にだした要望書の件のご報告をします。
6人で出しに行き、この一大危機だからなんとかご検討いただきたいと、みなで理を尽くしてお話してきました。
すると上に伝えて返事を貰います、ということでした。
その返事は・・・ない、も同然でした。一週間たったので、昨日の夕方電話をしてみました。すると「上に提出してあるけど返事はありません」そして、「公示を見てください、それが返事です。」と言われました。
「300選挙区のうち 299まで出しています。」「志位さんも言ってますが、国政選挙は基本政策が一致できないから、選挙協力できるわけがない。」 と又同じことの繰り返しばかりです。そして「選挙ですから、自分の党の票を増やそうとするのはあたりまえでしょう」と。この危急存亡の時、又自民党になったらどんなに大変か、分かりますか?原発を止めたいのだったら、脱原発どうし手をつながないと共倒れになります、と。敵に塩をおくる、とか自分が変わらないと相手も変われないとか、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、などいろいろ具体例をひきながら話していたのですが、全く聞く耳を持っていただけませんでした。玉砕!!!私たちも議員さんの紹介とかでしたら、もっと丁寧な対応もあったのかとも思いましたが・・・。
ほんとうに残念です。たとえば、尼崎のヤッシーに集中できれば、公明を落とせるのに・・・、比例に共産を書いてもらって。京都2区を社民にゆずってもらえば、1区の穀田さんが地方区で当選できるようみなでがんばろう・・・とか・・・、
ほんとうに、この日本をよくしたいんだったら、脱原発どうし互いに足をひっぱりあうのをよして、共産党さんが、この候補はまっとうな脱原発の人だと思ったところでは、よく考え合わせていただき、比例に共産を書いて貰うよう話あえたら・・・、 共産党さんを見る市民の目もこれまでとずっとずっと違ってくると・・・お話したのですが。どうにも・・・・津々浦々に立ててそれで比例票を集めることしか頭にないご様子でした。
残念です。政策はとくに社民党とは同じようなことを言ってるけれど、基本的に社会民主主義と共産党では、めざす社会のあり方が違うのでしょうか。どう違うのか、わたし自身はこれからいちから勉強をしてゆかねばならないようです。
又、わたしはこれまでノンポリだったので、政党間のことは知らぬまま、いろんな方のご意見を参考にそれぞれをイメージしていましたが、認識のたりないところや間違いも多々あったかと思います。ご不快にかんじられた方方にはどうぞお許し下さり、間違いをご指摘いただければ大変うれしく存じます。
2001.9.11より不審と危機感を抱いたこの政治の世界、2005年の郵政解散に出かけてきて以来ですが、ますます放ってはおけない状況へと進みつつあります。
しかし、この政治的な取り組みの中で、たくさんの目覚めた市民の方々とつながっていく実感に、この選挙がいかになろうとも、わたしたちの心にともった灯は消せない!わたしたちの手で、この社会を政治よくしてゆくのだという決意は変わらないだろうと思います。
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日本共産党本部の側からすれば、議員などの紹介状などのない訪問だったので、数ある来訪者に十分な対応をできなかったなどの事情もあろう。しかし、心ある市民が、日本の革新政党に共闘を具体案を携えて、提案に行ったときに、あの対応は、共産党自身にとっても、生産的とは思われない。チャンスは突然に訪れて、あっという間に去っていく。日本未来の党や社民党などは、ともに共闘して反軍国主義の闘いを組む上でもまともな政党である。なぜ入り口の担当者だけで門前払いに近いような対応をしたのであろうか。
このような事実が、国民の中に根強い反日本共産党主義や反共意識をもたせてしまうとは考えないのであろうか。
いままで、日本共産党に投票してきた有権者でさえも、このような事実を知ると、応援するよりも批判的な姿勢に変わってしまいはすまいか。チャンスは、早々は訪れない。貴重なチャンスを自ら潰してしまったことを日本共産党のために残念なことと思う。