本日7/5日付毎日新聞2面3面使っての「国旗・国歌」関連記事は良かったですねぇ。外信部・政治部・社会部・司会のそれぞれ現役中堅記者が実名で意見を述べ合っているこの形式は今後とも有益ではないでしょうか。今までもあったのかも知れませんが、タイムリーな点が特に好感持てます。内容については見るべきものがありませんが、お腹が満腹になると人は誰しも保守化するのでしょうからとがめだてするには及びません。ブル新という立場上の制限もあるでしょうから。
「国旗・国歌」法案の国会審議が始まりましたが、自・自・公の数の力で押しきられるとしたら嫌な世の中になったもんだという気がします。日本の場合結局のところどうして大政翼賛会化してしまうのかなぁ。共産党が頑張らねばいけないんだけど、「会期末でこの重大法案を出してくることに非常に驚いている。」(不破委員長談話)てな調子で大丈夫なのかなぁ。今回はいいだしっぺ的な責任もあるのだからよっぽど性根を据えて応戦して欲しいですねぇ。「調査会」設置提案も良いでしょう。問題は、口先ばかりでは駄目ということにあります。何としてでもいったん阻止して、「調査会」審議に持ちこんでもらいたいと思います。そして、過去の戦争の10年がかりの史的総括の場へ発展させていただきたいと思います。この観点抜きにおしゃべりしても意味がありませんよ。念のため。何度も投稿しておりますが、かっての戦争をきちっと見つめ直すことが今後の国家的な舵取りにおいて急務であり、今こそ振り返る絶好の時期なのです。選挙票の獲得という点でも必ず国民的支持が得られること間違いありませんよ。全国のおじいちゃん、おばあちゃんが喉のつかえが降りたと言ってくれますよ。社民党が一打挽回するとしたら、ここで共産党よりより早く、より強く主張すれば消費税時なみのホームランの可能性がありますよ。自民党と背後の官僚どもが悪乗り調子でやってきた時がチャンスですよ。「ピンチはチャンスだ」とかいう言葉が流行っていますが、政界とても同じ事のように思われます。どなたか共産党、社民党、民主党のリーダーに私のこの発言を伝えてくれませんか。
不破委員長が70年頃に国会にさっそうと登場してきた時は、「人民的議会主義」を鳴り物に今後は一層院内外の闘争を有機的に結合するんだとか力説していたように思います。実際の経過はご覧の通りではありますが-----。今こそ議会と大衆闘争をリンクさせたらどうかなぁ。「審議会」設置の要求だけで責任果たし顔して法案をすんなり通らせたりしたら市中引き回しの罪一等もんですよ。ほんとに。考えてみれば、いつのまにか皆さんデモをしなくなりましたねぇ。お焼香デモのようなものは時にお見受けすることがありますがね。デモには大衆活性化のビタミン効果があるんですけどねぇ。長いことこれこそデモというものが失われているので皆さんビタミン・ミネラル・ファイバー不足になっているんではないでしょうか。あんまり不足すると頭の回りが悪くなったり、無気力になるんですって。
この法案がどのようないきさつになるかが左翼勢力の相対的地盤の状況をメルクマールするんではないでしょうか。自・自・公の結託は戦後政党政治の必然コースであって遅かれ早かれそのような形になるものでしょう。こうして闘う相手がはっきりした分だけ闘い易いとも言えます。「旧大戦の史的総括を今こそ」という大義の錦の御旗を立ててせり出せば、何が起こるか判らない。何かが起こる予感もします。問題は、闘うときに闘わないと、ズルズルと後退局面の防戦一方にされてしまう恐れがあるということにあります。この闘いは勝てる!。僕もローン漬けの我が身を引きずりながらも久し振りに街頭へ出ようか。なつかしくも恥ずかしくもお国の為だわ。