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「イラク戦争」討論欄

記者の民度ーープロパガンダ演じる大根役者

2003/3/26 長壁 満子、40代、金融

 砂漠の砂嵐で米英軍がたじたじとなっている。黄色い砂嵐に精密誘導兵器も限界か。いや、そうではなかろう。何千発もの爆弾を無差別に落としまくっている連中には、関係ない。むしろ、命中誤爆と釈明する必要がないだけ、見方の兵士を殺そうが、一挙に絨毯爆撃をやろうが、やり放題であろう。
 イラク国民の本音は? などとぬけぬけと、解説。イラクの圧制から開放されて我々を歓迎してくれると思ったですってーーここまで、開き直れる神経が今の私には羨ましい。テレビは、イギリスが制圧したバスラで、子供に何かものをやっているところを、一斉にカメラがとらえていた。大人の2人がおずおずと、イギリス兵といる日本人記者の方にちかづいてくる。記者は、敵意はないようだ・・と解説しているが、恥を知れーといいたい。
 アフガンでも繰り返されたこと。敵に殺されかねない丸腰のイラク人にとって、怒りをはきだせるわけがない。爆弾をよけ、ようやく生き延びた彼らにとって、相手は侵略者なのだ。兵士はもちろんだが、ジャーナリストにも、その視点がないのか。それとも、承知の上で、プロパガンダを演じているのだろうか。
 唯一、某イラク人の「爆弾を落とすがわの国民に話すことなど何もない」と、激しい口調で語ったとつたえる記者にのみ、真実をみた。