基本的に賛成の立場を取ります。
戦争自体には反対の立場ですが、独裁政権を打倒するという目的であれば容認します。
イラクへの武力行使に対して反対と考える人も多いと思いますし、それ自体は,間違ってはいないと思います。
ただ自分は基本的に独裁政権は武力でないと打倒できないと考えています。
日本の例を見ても分かるように、徳川幕府や天皇を頂点する軍国主義を終焉させたのは武力でした。
戦争は反対、武力行使も認めないと言う事であれば、独裁政権を武力で打倒するという方法が使えなくなってしまいます。
残念ながらイラクは、太平洋戦争末期の日本だと考えています。
当時の日本で戦争に反対するという事は、命懸けでした。
しかし戦争に反対した人は、当時の多数派を占める軍事体制を容認・黙認する人によって見殺しにされたのです。
フセイン政権に反対する人は、国外に逃亡しているか、収容所へ入れられているか、処刑されているかでしょう。
フセイン政権を容認する人は、そういった反体制の人間を間接的に弾圧していることになります。
フセイン政権を心の中から支持する人は、もうまともな判断力を失っていると思います。
判断力を失なわせたのは、宗教と反体制の人間を弾圧する恐怖政治でしょう。
独裁体制を容認する人は、独裁者の共犯ということになりそれ相応のツケを払う事になります。
民主主義を守るには、それ相応の努力が必要だという事です。
そのためには多少の犠牲は、仕方がないと考えます。