私の考えは、高弘氏の意見と違う。
それも相当違う。
私自身の立脚点は、むしろ当サイトの常連投稿者に近いかもしれない。
つまり私は、氏の「論敵」にあたる。
しかし、私は意見の相違を超え、高弘氏の勇気ある一連の投稿に強く敬意を表したい。
まず、論旨が明快。文体も簡潔だ。
歴史を振り返りながら現代を読み解こうという努力もみられる。
そして何より、論戦相手を個人攻撃せず、礼節を尽くし、堂々と論戦を挑む姿勢に私は好感を感じた。
今後も氏の投稿に、大いに期待したい。
また、「我こそは」と思う保守系の方々の投稿も心待ちにしたい。
思想・信条の異なる者同士が論戦ルールをしっかり守りあらゆる知恵を出し合い正々堂々と議論する…
そうした骨太の論戦に耐える度量の深さ、大らかさを当サイトの常連者は持っていると私は信じている。
そうした論戦を通じ当サイトを「知恵の泉」に育てられれば、と思う。
ただ、米国の評価について、高弘氏と私の間に相当の開きがあるのは否めない。
私が氏の論文で感じた疑問点については、菅井氏の4.16投稿文が簡潔に指摘しているので高弘氏の回答を拝見した上で、私としても、反論すべきところは反論したい。