朝から吐き気のするテレビの話。
フセイン政権国民を守れーと題して、フセイン政権後の青写真を示しながら、とくとくと、喋り捲る御用ジャーナリスト・K氏。
このテレビは、どこまでも、恥知らずである。
間もなく、術中にできる戦利品の分捕り合戦を、どのようにまとめるかに腐心している最中だが、日本もうまく分け前に預かろうと虎視眈々。
画面が変わって、米英軍がバグダッド中心部に侵攻、両軍兵士の多数が死亡。バンカーバスターなる悪魔の兵器をまたもや、容赦なく使う米軍。
突如として、興奮しまくった、ジャパンプレスのS氏の顔。
ジャーナリストが宿泊しているパレスチナホテルが被弾、S氏の隣のロイター記者3人が負傷・・と声高に報じる。ほぼ、米軍が狙い打ちにしたことは明らかなのに、このジャーナリストは最後まで米軍を擁護。
8日の午前には、カタールの衛星テレビ・アルジャジーラのバグダッド事務所が米軍ミサイルに直撃され、特派員一人が死亡している。
米軍の残虐性、プロパガンダが筋金入りであることぐらい、これだけの無法をみせつけられれば、イヤでもわかろうというものだ。
なのに、どこまでも、侵略側の視点にしがみつくアホ記者は、いずれ、墓穴をほるだろう。
数千人のイラク民衆の犠牲、イラク政権の崩壊を、淡々と、あるいは、面白おかしく報道してきた人間がこと、自分の身の周辺に及んだときの、この興奮度はどうであろう。
こうしたときの生報道こそが、真実といえるだろう。記者の視点、意識、今までの報道の在り様、みせられた映像、みせられなかった映像のすべてが、鮮明にありありとよみがえってくるというものだ。
同日のしんぶん赤旗には、イラク戦争に反対するデモ行進に、警官隊がゴム弾を発砲(ロイター通信)とつたえている(ゴム弾の怖さを息子が解説してくれた)。
ついに、プロパガンダのほころびに爆弾が登場することになった。日本国内もこれに連動、さらにぶきみな法案が画策、上程されようとしている。
みなさん、めんどうだから、この際、流れにまかせますか?