最近は新聞読むのも、いよいよ、アホらしくなってきた。が、読まなければ読まないで、精神衛生状態がよくなるわけでもないので、困ったものである。
で、インターネットをいじくり、うつうつとしていたら、最新のニュースに目がとまる。以下引用
ヘッドライン
ナジャブ近郊で集団墓地発見、バグダッドには警官戻る
{バグダッド 4日 ロイター} イスラム教シーア派の聖地とされるイラク中部ナジャフ近郊の農地で、集団墓地が発見された。多数の遺体の一部は、目隠しをされたり、手を縛られたりした状態で、1991年に起きたシーア派の反乱中に処刑されたものとみられる。
イラク中部で集団埋葬 反体制派処刑、数百人か
--共同通信
(写真)5月4日、イスラム教シー派の聖地とされるイラク中部ナジャフ近郊の農地で、集団墓地が発見された。写真はシーツに包まれた多数の遺体(2003年ロイタ/KIERANDOH-ERTY)
以上の記事であるが、写真は、どうみても、20名くらい。手前から数名くらいまでは、きれいな泥一つ無い白布に、人間の形を思わせるかんじに包まれているが、頭が異様に小さく、胴体の部分が、腰のくびれを境にでっぷりと肉感をかんじさせるもの。墓地から掘りおこして、一体、一体それなりに、骨を寄せ集めて、そば殻か何か入れて工夫したのであろうか。読者を納得させるための演出かなにかしれないが、こうした場合、掘った墓に埋まっている遺体の一部を撮影したほうが、信憑性があるのではないか。それこそ、目隠しされたのなら、布の切れ端がどくろにかかっているだろうし、手首と思える部分に、縛った何かが残っているのではないのか。ロイターは、さすがに、写真を引用してはいないのだが(共同が引用)、先の記者殺害にびびったかと、疑り深い私なんどは、すぐ、勘ぐりたくもなる。
改めて、確認するが、処刑されたのは、1991年、写真提供は、2003年である。
ロイターも共同通信も、私は、ましなメディアとおもっているのだが、こうした記事をわざわざ取り上げるなら、事実をうたがわれるような扱いをしないほうがいいとおもえるのだが・・・
ちなみに、アルジャジーラ経由の記事。
タイトルのみあげるが、
デモに発砲、二人死亡。米軍イラク首都近郊で(共同通信)4/30
デモの国民に米軍発砲(共同通信)4/29
集中攻撃うけたアラブ系のサイト(4/22)
イラク2万人が抗議行動 米国主導の会議に反発(共同通信)4/15
今現在、イラクでは、本格的な戦火拡大(精神的・物理的に)といったところであろう。菅井さんが本質的な情報をこのさざ波にながしてくれているが、誇り高いイラク国民は、日米英の罪業を、どう、うけとめているか。武力のもと、易々と、奴隷根性に成り下がると思うのは、大甘である。自国を同胞を、家族を踏みにじられて、占領に異を唱えようものなら、さらに銃をむけられるイラク国民の、無念のかけらでも、日本人は、おもいしったほうがよい。
このサイトにも、呆れるほどの、おめでたい人がいるが、数日前届いた某弁護士関連の案内文のなかでさえ、「イラクの武力攻撃が終焉に向かいつつある今日・・・」などという文言を、平気で挿入するのだから、一般人が同程度にマインドコントロールされるのは、当然なのかもしれない。狂った人に、「おかしいよ」といっても、無理なように・・・マインドコントロールの呪縛は、そう簡単にはとけない。