ある団体が横須賀基地前で、イラク戦争中に抗議行動を展開したが、内容は、「無言による抗議」ということで、つまり、ボードを掲げて、立っているということであった。
雨の日も、風の日も、基地の人々に、抗議する日本国民の姿をしめし、米兵と対話するのである。
この、「無言」というのがよいではないか。やたらとシュプレヒコールとか、マイクでの訴えとか、あんなものを基地関係者が聞いて、関心を示すとは、思われない。だから、最初からなにもしないと銘打った静なた抗議行動は、市民に参加する門戸が開かれていたものとして、新鮮に感じた。