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「イラク戦争」討論欄

一匹の虫として・・・とどさんへ

2003/6/3 長壁 満子、40代、金融

 どうやら、かなり、感情的になっていらっしゃるようで、私の文章を数多く、読み違えていらっしゃいます。
 ただ、今、ここがこうだとか、ああだとか、いっても、効果が無いとおもわれますし、それこそ、さざ波の管理人さんに迷惑とおもわれますので、やめます。

 気になる点のみいっぱい反論。
 一、とどさんの過去の一連の投稿をみて、また、私との論争をみて、私は、あなたが、イラク戦争を解放戦争であるという側に与している、と判断しています。あなたは、反発していますが、それこそ、ご自分の書かれた文章を、いま一度、反芻されてみてはいかがでしょうか。
 「イラクの人々は、米国に石油でもなんでも、あげればいい、そのうち、民主化になるだろう」というようなことも、おっしゃていました。
 二、一方的なテロ賛美ととられかねないと危惧した私の詩に対する言及に、あなたは、「自己の思想のための闘争をテロにたとえる不謹慎さ。人の詩(?)らしいが・・」と、かえされました。断っておきますが、わたしは、とどさんに短絡的に反応したのではありません。
 他のメールで原型を変えて、引用されていることがわかり、また、川上さんの共感に対するお礼としても、自分の言わんとすることを補足する責任があるとおもったからにすぎません。
 この2点だけでも、現在のイラク、パレスチナ等の人々の視点からみれば、十二分に、アメリカサイド、米英のイラク攻撃容認派と映るのではないでしょうか? 高弘さんのように、はっきりと、言葉で「解放」をいわれなくても、「開放」に類似した、言語を使われ、または、それに対する明確な批判がないということ、そして、「開放」を唱える高弘さんに賛同するということは、その主張を是とするということではないのですか。まさか、高弘さんが、好きなので、主張は自分と相容れないが、擁護するといったものではないでしょう。ここは、討論の場ですから。
 それに、「不満や自己満足な主張」のつもりは、私には、ありません。そうきこえるなら、私の至らない部分で、とどさんのように、人間ができていないからでしょう。ただ、言葉を発するのは、個々の人間の営みです。様々な環境・状況のもとに、今を生きているわたしたちが、ひとこまの歴史を体現せんとするとき、さざ波に集った縁ゆえの集団空間です。
 この眼前に立ちふさがる、混迷に、生身のにんげんとして、生き物として、意見をいい、声をあげているのです。当然、家族の一員である猫の存在も、時代に翻弄されるいきものです。
 アフガン攻撃のとき、私は、あまりの恐ろしさに、ほぼ、自分をなくしていました。団地をうろつく野良猫に、ひとのこころの荒れを感じ、「エサをやるな」という注意書きに、何かが、だぶってきました。とどさんは、単なる、趣味ととられるのでしょうが、わたしには、命そのもの、猫の生存が平和の証です。以前は、ここ近辺で猫に殺虫剤をかけて殺すという犯罪があり、動物愛護法でしたか、この記事のしんぶんをコピーしたものを、近辺にはらせていただきました。二匹目の猫がきたとき、私は、声をあげました。「人間が捨てるから野良猫がいるのですよ。犯罪ではないのですか」と、いい続けました。
 この点も、とどさんと私や獏さんでは、意見・価値観がちがいますね。
 また、私は、自分でも、気づいていますが、「喧嘩的言語」で、挑発しているつもいは、毛頭あちません。私の直裁な物言いは、私の主張であり、表現方法です。私の基点にあるのは、先日、ecolgosさんが、言及してくださいましたが、「人権と真実」の隠蔽を根拠とした、不正義への激しい憤りです。  数匹の大の虫を生かすために、あまたの小の虫を殺すーーという権力構図。この構図に、わたしは、小さな虫の一匹として精一杯抗っているのです。
 大と闘うため、小虫には、過激な言論しかありません。必死の叫びしかありません。わたしは、共存を厭う大の虫を糾弾します。従って大の虫に群がる中虫や小虫も私には、闘う対象となります。ですから、力や金ではかなわないから、異議申し立てを、メールでおこなっているのです。このメールも、ときに朝日や赤旗におくっています。マスコミに、小の視点をもつように、といい続けるしかありません。
 大きな権力であればあるほど、私の声は大きくなります。
 先日、井鍋さんが、私の代弁をしてくれましたが、私より数段、相手への配慮を意識した物言いに、頭がさがりました。
 ecologosさんの冷徹な分析もです。一瞬、私宛かなと思う部分もあり、さまざまに考えさせられ、嗜好の展開へと導かれました。
 また、しんぶん白旗さんは、一般討論欄で、「太陽政策」の大切さを・・・前回2回の文章のなかで、また、違った角度から配慮した説得であろうとよみました。
 それぞれが、それぞれの配慮で意見をいいあう。ここで投稿者のみでなく、何千人かの参加者(読者)がいます。とどさんと私のやりとりも、当然、審判されているのです。わたしの言説が不快と思われるなら、お叱りのメールをいただけるとおもいます。とどさんが私にそうしたように。それで、いいではありませんか? 管理人さんの迷惑云々を、あなたが言う必要はないとおもいます。参加者で決めていく問題です。
 最後に、今回、東さんが、積極的な発言をなさっていますが、違う資料も、見てみるということも、必要ではないでしょうか。自分が受け入れたくない知識に線引きして、シャットアウトするのは、それこそ、思考の怠慢そのものです。先日、「親日派のための弁明」が、糾弾されていました。私も購入、読んで、その捏造・悪意に怒りをもったものですが、それをよしとする人達がいるということの根源を意識しつづけてきました。
 日本列島は今や、思考停止状態です。根源をかんがえようとしない人々は、たまちゃんや、白装束集団や、北朝鮮ゴシップ記事に飛びつきます。あるいは、都合のいい個人感情を煽られることに、異をとなえません。権力者、声高の物言いに、なすがままです。あきれかえるほどの、低劣な欺瞞報道が、みぬけません。
 6月3日付、赤旗3面に、支配と徴兵のため、朝鮮人に押し付けた「創氏改名」が掲載されています。麻生発言の検証です。ご覧になってはいかがでしょうか。