高弘さん、あなたは、自分のいっていることがわかっていますか。おそらく、イスラム・コーランのことなど、一行たりとも、理解せず、しようとせず、無知の論理を再構築させているにすぎません。
私は、いつ、あなたが、めざめるか、いつまともに近づくか、毎回、毎回、はらはらしながら、みてきました。
わたしは、一度、あきれ果て、議論の対象からはずしました。ですが、ほかの皆さんの、誠実な、真摯な、あなたへの問いかけ、恐らく、仕事を犠牲にしての、生活を犠牲にしての(この私もそうですが)あなたへの返事を読んでいると、もう一度、信じてみようという気になったのです。もう一度、最初から、スタート地点ににもどって・・・
同じく、獏さんが、一度は、あなたとの討論を打ち切りながら、再び重い口を開いてくれたのも、そんな気持ちでしょう。あなたの、律儀な、恐らく悪意の無い? 返答を書く姿勢に共感もおぼえました。
ですが、なんどくりかえしても、進歩のない、およそ意見交換ともいえない状況をみて、私は、何か、気味の悪い、予感をおぼえました。
先日、有事関連三法案の特別国会での議論を観ていて、通じるものを感じました。
一方が、現実をみつめ、日本と世界の分岐点の狭間で、必死の議論に挑んでいるとき、一方は、「戦争ありき」で、一歩もひかない。社民党や共産党に論理のひび割れをつかれようと、矛盾を指摘されようと、蛙の面になんとやら・・・
コイズミやイシバの、ある種、狂気に憑かれた表情をみていて、私は、ひやりとしたものを感じました。
やはり、戦争への胎動は、狂気の始まりなのだと思いました。高弘さんには、私の言葉など、一切耳に入らない状態かもしれませんが、もう一度、いいます。
高弘さん、昨日、日本は、あなたがたの待望する「戦争国家」にむけて、大きく、衣替えをしました。
今と酷似するナチ時代の代表的なジョウクを一つ・・・
ナチ政権成立後、まもなくヒトラーがある精神病院を訪ねた。患者たちはかたまって整列させられ、長い訓練を経て、まことに見事に、いっせいに手をあげて(ドイツ式敬礼)をおこなった。しかし、ヒトラーは、まだ二、三人の腕が敬礼のため上げられていないのを見咎めて「どうして敬礼しないのか」と尋ねた。その受けた答え。
「総統! 私たちは看護人であります。気が狂っているのではありません」。(ナチ・ドイツと言語 宮田光雄)。
少なくとも、この看護人および周辺に向けて、私は、ものをいってきたつもりでした。でも、今は、その境界域が混沌としてきました。看護人は、この日本に何割いるでしょうか。
さて、次に、高弘さんの発言に、いちいち、冷徹な分析を加えて、説得したいとはおもうのですが、私も、時間がかぎられています。ですから、今の未整理、不十分なままの知識で(といっても、いい加減でなく、自分なりに検証をこころみたもの)、反論をします。
一、ブッシュの信じるキリスト教のほうが、イスラム教よりも、優れているとおもっているようですが、素朴に質問します。なぜ、敬虔なクリスチャンが、人殺しに狂喜するのですか。残虐な兵器を作り続ける現実を、どうみていますか。自爆テロで敵を殺せるのは、せいぜい、多くても二桁です。が、これらハイテク兵器は、一度に千人、万人の単位で殺戮できます。前者は、一度限りですが、後者は、何回でも、・・・そして、未来永劫・・・計算好きなあなたのこと、過去・現在・未来からみてください。
イラクで、略奪・強奪・治安を悪化させているのは、米軍ですよ。何度いったら、わかるのですか。
ネクラーノフさんをはじめ、みなさんが、手取り足取り、具体例をだして、解説しています。もう少し、ひとの文章、言葉をしっかりと、読む練習をしてください。
最初に私がいったように、あなたは、ネオコンありきです。武力ありきです。大の虫にこびへつらい、利権に涎をたらす輩とおなじです。そして、日本と世界を破壊に導く世論を下支えしている構成員です。あなたのような人を、非国民というのです。