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「イラク戦争」討論欄

6/8 ecologosさんへ

2003/6/15 高弘、30代、会社員

 疑問があるようなので、お答えします。
 一部の反戦派の人が、自分に対して色々批判をします。
 何故これだけ言っても、(高弘の)考え方が変わらないのか、と嘆いているようです。
 もともと人間には様々な考え方があるので、無理に変える必要は無いと考えています。
 これまでの討論で、双方が歩み寄るのは困難という事が分かりました。
 特に戦争や国防に関する問題は、賛成派・反対派、双方に理があるので、双方が理を主張すれば平行線です。
 具体例を出して説明されても、反戦派の意見を受け入れる考え方がこちらに無いので、どうにもなりません。
 受け入れる考え方が無いのを指して、人格に欠陥がある、と言っているのかも知れません。
 人格的な欠陥を指摘しながら、同時に反戦・反米の考えを受け入れるように迫るのなら、矛盾しているように思います。
 お互いに説得しようとしても、恐らく無理でしょう。
 価値観が引っくり返るような事態でも起きない限り、当分変わらないと思います。
 イラク戦争では、自分は賛成に回りましたが、他に手段が有るのなら、戦争は回避するべき、と考えます。

『戦争の結果はやってみなければ分かりません。』

 勿論その通りですが、ある程度予想はできるでしょう。
 それに戦争の結果はもう出てます。
 フセイン政権が崩壊して、イラク国民は解放されました。
 その後どうなるかは、又別の問題でしょう。
 今は混乱状態にありますが、少しずつイラク国民の生活は良くなるでしょう。

 解放戦争は、戦争が終結すれば、犠牲者はそれ以上出ません。
 独裁では、体制が続く限り、犠牲者は永遠に増え続けます。
 戦争を回避しても犠牲者は無くならないし、根本的な問題が解決していないでしょう。
 早いか遅いかの違いでしかないです。
 だったら早く終らせる方が、良いでしょう。

『歩み寄る」というのはどういう基準で可能なのでしょうか? つまり論理の整合性をどうつけるのですか』

 合理的に考える、と言う事です。
 規則(国際法・内政不干渉)と人権のどちらを優先するか、と言う事です。
 規則は人間が作った物。どちらを優先します?
 答えはすぐ出ますね。当然人権を優先します。
 そう考えてもらえれば、話は簡単です。
 そう考えないと不毛な論争になります。

 反戦派は、よほど説得力のある理由を示さない限り、流れを変えるのは難しいでしょう。
 戦争に変わる代案(フセインを排除する案)を示さない限り、いくら反対しても相手にされないのです。
 イラクの人が、解放されなくても良い理由が必要でしょう。
 納得の行く理由が、討論において示されなかったので、反戦派の人の考え方は、受け入れる事が出来ませんでした。

(共産党の体質を変えると言う事について)

 別に外部(非党員)の力に頼っても良いのです。
 ただそれをやると、共産党には自浄能力が無いと取られます。
 そのような政党に有権者が魅力を感じると思いますか?
 自分の党すら変えられないのに、どうやって日本を変えていくつもりなのか、という事です。
 共産党を良くしたいのなら、まず従来の考え方を変える事です。
 悪くなっても構わないからまず変える事です。
 変える事が出来れば、良くする事もできるはずです。
 変える事が出来なければ、永遠に変わりません。