90年の湾岸戦争当時、イラク全土で一斉蜂起が起きたのに、多国籍軍は、これを支援しませんでした。
まったく馬鹿げた話です。
当時は、イラクの軍事力が壊滅的な状況だったのに、みすみすチャンスを逃がしたのです。
当時フセイン体制を打倒しておけば、今回の崩壊までの12年の間の独裁による犠牲者が出るのは防げました。
直接介入しなくても、上空から空爆でもしておけば、多分フセイン政権は、崩壊したでしょう。
米・英はフセインの排除を考えていたようですが、他国がそのつもりがなかったので、実現しませんでした。
当時フセインを倒しておけば、イラクの国民に反米感情を植え付ける事もなかったし、蜂起に対してのフセインの報復も防げていました。
当時、状況を見ていて、フセインを倒さなければ意味が無いだろ、と感じていました。
わざわざ、予算を割いて、犠牲者を新たに出して、戦争をするのですから、効率が悪すぎます。
当時は、イラク戦争とは違い、国際社会が承認していたので、たやすく行動に移せたはずです。
わざわざフセインを生き残らせたですから、何を考えていたのか良く分かりません。
一説によるとフセイン政権の崩壊により、この地域に権力の真空状態が生まれ、中東が混乱するのを恐れたらしいのです。
それなら、多国籍軍がそのままイラクに入って、情勢が安定するまで、統治すれば良いだけです。
アメリカには、当時のツメの甘さを反省して欲しいと思います。