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「イラク戦争」討論欄

大歩様へ ご指摘ありがとうございます

2003/7/23 長壁 満子、40代、金融

 確かに、「自衛隊は、アフガンに井戸掘りに行け」のメールのみ観たら、不快と怒りの感情をもたれるかたも、いらっしゃるのではーーと、反省しなければなりません。
 やはり、一つ一つのメールとして、配慮した物言いが必要かと、痛感いたしました。
 これまでの、私の一連のメールを理解していただいているという甘えが、無きにしも非ずでした。
 自衛隊を犯罪者呼ばわりしているとのことですが、アフガン・イラクを米英等と攻撃し、人殺しをしたのは、ほかでもない日本国であり、日本の自衛隊(たとえ、後方支援とごまかそうが)であり、我々国民(小泉政権を支えている)ではないでしょうか。この認識がわたしにはあり、今までも、何度も、何度も、いってきました。この件で、どなたからも、反論はなく、意見もなかったような気がします。
 大歩さんは、私のこうした考えと相容れない立場にたたれれており、上記のような指摘が当然かとおもいます。
 確かに、自衛隊のなかには、立場上、異論も反論もできず、深い苦悩のなかにいらっしゃる方も多いとおもいます。上司でさえ、今回のごり押しの派遣(派兵)には、反対の意を表明していらしゃいます。
 わたしは、どうであれ、こうした野蛮な強行に加担する(させられる)自衛隊に、怒りの矛先をむけたようです。
 「犯罪者」は、「われわれ」が適切かもしれません。でもそうなると、いかにも、文章として、インパクトにかけます。この辺は、わたしの、文章修業が不足だとおもいます。
 それにしても、大歩さんは、一見、ずいぶん冷静な批判をなさいます。前回も、石原氏擁護のものを拝見。わたしにはない、そういった姿勢に敬服もするのですが、ならば、わたしの価値観と、真っ向から対抗した論を展開してください。
 たとえば、自衛官の自殺者が、10年間で601人です。「戦況はげしくなりつつ」あるこの国の自衛官は、数年前から、特殊部隊の訓練など、軍隊としての日常であるということですが、自殺と関連して、大歩さんは、こうしたこと、またこうした実態を先導する政権のリーダーを、どのようにな観点から、支持なさっているのでしょうか。
 いつか、石原批判にかんしても、注意をうけましたが、あのときも、単に、国民の多くが、支持しているということ、以外はかたられません。
 わたしは、そうした国民がどうゆう支持をしているのかを問題にしているのです。都知事選のとき、308万票が石原票でした。何千万票とは?
 そして、308万票のうち、3~4割が、他にいれるひともいないとか、何となくでした。だから、わたしは、7割の210万票、つまり、都民の5人に一人が確たる石原支持とよみました。
 その支持も、石原氏の実態を理解してのものなのか?と疑問をなげかけたのです。
 また、私は石原氏への個人的な憎悪などありません。私は、氏になんの迷惑もうけていませんし、どちらかといえば、関知しなくてもいい立場にある人間です。そうした意味で、利害をこえたところでものをいっています。
 ただ、9・11以降、わたしなりに会得した、この世の欺瞞、まやかしに、価値観がさだまってしまいました。われわれと対極にある「権力」の在り様を識ってしまったのです。
 石原氏個人でなく、権力者としての石原氏にものをいっているのです。権力の姿勢に異議をとなえているのです。
 たとえば、22日の朝日の都知事発言に関して、大歩さんの意見をおきかせください。わたしは、99%の違和感をおぼえます。そんな私を、理論的に説得していただきたいとおもいます。都民として、わたしも、知事のよさ、納得できるものをみつけたいのです。
 また、さざ波通信を批判なさるのは、本末転倒もはなはだしいです。さざ波の基本=侵略戦争反対、イラク占領反対そして、反権力の立場からいっても、さざ波は、かなり、妥協しながら、ぎりぎりの意見をのせているとおもいます。
 もちろん、大歩さんが、そういうのも、また、私が意見をのべるのもまた、自由です。ここがさざ波の器ではないでしょうか。あくまで、ここ、討論場で意見をたたかわせたいものです。