私は、米英軍のイラク侵略を「新帝国主義戦争」と考える。つまり、「国際法」や国連を逆に利用し、ひいては「国際法違反を懲罰する戦争」を「合法化」させようとするものである。国連憲章を見れば分かるが、米英軍の軍事行動が「国連憲章違反」であることは言うに及ばない。
日本の安倍や軍事オタク石破「防衛庁長官」に見られるネオコンは米国の覇権主義戦争で卑屈な手代をしているのである。
高弘氏やブッシュは「イラクの民主化」「独裁と圧制からの解放」といった美辞麗句を並べているが、実際は石油権益確保の戦争であることはいうに及ばない。
フセインの銅像が引き倒される光景が報道されたが、実際は米軍のM88戦車回収装甲車のクレーンで引き倒されたものであり、歓声を上げる民衆は、米軍からの動員であったのである。つまり、マスメディアを利用し、国際世論を操作する所が特徴である。
今日、自衛隊の組織編制では「ゲリコマ対策」(ゲリラならびにコマンド、テロリスト)が盛り込まれた。自衛隊のイラク派兵は、かってのPKOを逸脱し、ついにはPKFすら足元に及ばない軍事行動である。
外交ごっこにウツツを抜かす不破氏は米国大統領に「直ちに戦争行為をやめ国連中心の戦後復興を行うべき」というべきだ。
そして、「軍服の有無」なる幼稚な論点でしか議論をしない高弘氏は是非とも米軍の迷彩服でイラク武装勢力からの武装解除をおこなうべきである。そして、是非とも劣化ウラン弾で破壊された戦車と並んで「記念撮影」されたらどうでしょうか。お土産に劣化ウラン弾の破片、クラスター爆弾の不発弾などが宜しいでしょう。ですが、見つからないようにしてください。最悪なときには高弘さん、貴方の方が、貴方の「愛する米軍さま」に撃たれますよ。
あの、黒焦げにされたM1A1戦車、ならびに原型を留めないくらいに破壊されたHMMWV装甲車は、米軍に対するイラク国民のいかりであろう。イラクはソマリア状態になりつつある。