イラク戦争で、また報道記者の犠牲者が出ました。これで行方不明になった方をいれて17人です。去年の12月にはクェートで演習中の米軍戦車に轢かれたかたもおりますので、我々は記者の命がけの報道を通じてテレビを見ているのです。
私は毎月PANZER誌を読んでいますが、取材されたYVES・DEBAYさんの命がけの報道に「手に汗握る」者です。また、米英軍へのイラク人の怒りも伝わってきます。
アメリカ軍は「ロケット砲を構える兵士と誤認」「緊張感のあまり、突発的に発砲」と言っていますが、どれも言い訳にはなりません。それに、自分たちと従軍している記者を何ゆえに「ゲリラ兵」と誤認するのでしょう。「緊張感のあまり、、、、」と言い訳をするのでしたらば、それは甘えです。甘ん坊です。つまりは、アメリカ兵自体がゲリラ兵から狙われ続けている証左です。米英軍の占領統治自体が「グラグラ」状態でしょう。「全土を完全に支配」ならば、どうして「世界最強の戦車」(装甲には劣化ウラン装甲を装備)が、イラク人ゲリラの対戦車バズーカで黒こげにされましょうか。なぜ、戦争中よりも占領統治後の戦死者が多いのでしょうか。
イラク人にすれば、米英軍は「招かざる客」であるどころか「史上最悪の疫病神」でしょう。湾岸戦争では劣化ウラン弾をばらまき、クラスター爆弾やデイジーカッターで非戦闘施設たる病院を破壊したり、ついには「経済封鎖」でクスリすらないのです。
「ハイテク兵器」「精密誘導攻撃」「ピンポイント攻撃」といいますが、なぜ、あれ程に学校や病院が破壊されるのでしょうか。どう見たって、意図的に病院や学校を「ピンポイント攻撃」です。誤爆というならば、「性能の稚拙さ」を曝け出すにすぎないのです。
すべてが国際法違反の行為です。イラクの「国連決議違反」を批判する一方、国連を無視し、国際法を無視して無差別攻撃、、、、、これがイラク戦争の特徴です。
自衛隊がイラクに派兵されます。映画「ブラックホークダウン」は「現実化」する様相を呈しています。石破「防衛庁長官」は「最新鋭兵器」が用いられるのを楽しみにしているでしょう。もしかしたらば、米軍のコスプレで「戦争ごっこ」に興じているのかもしれませんね。「長官室」では、戦闘機のプラモを持って「キューン、急上昇、爆撃開始」でしょうね。
石破さん、選挙のとき、「ママのオッパイ」が恋しくて「僕の演説どうだった」と、実に吐き気を催す醜態をされたそうですが、貴方にすれば、いつも自衛隊や米軍の最新装備が見られてよかったですね。今度は実際に戦争で用いられるのですよ。
最後に不破さん。貴方は「外交ごっこ」に享楽されているようですが、最後は本気で、ブッシュ大統領と会見されたらばいかがでしょう。そこでは「一切の戦闘をやめ、いますぐに国連を中心としたイラク復興策をとるべき」と言うべきです。貴方の「北京の5日間」は最高に評判が悪いですよ。