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「イラク戦争」討論欄

これが我々の真実と言うのか

2003/9/20 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

 ブッシュが閣議で、副大統領チェィニーの余りの失言をかばい切れずとうとう、イ ラク侵略戦争の大義のひとつだった、「サダム・フセインがテロリストの黒幕であり、 アルカイーダはフセインの指示を受けて活動している、との情報がが全く根拠のない 捏造されたものであり、事実ではなかった」と全面的に認めた。
 そして同じ9月17日、もうひとつの大義だった、全世界に脅威を与えているイラ クの大量破壊兵器は「12年前の1991年夏に廃棄されたが,イラクがアメリカ之 攻撃からのがれる為にそれらをまだ保管しているように偽装していたと確信している」 と、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)の前委員長ブリクスが、故郷オース トラリアの公共ラジオ放送のインタビューで応えている。
 これら発言は、イギリスに於けるウラン購入計画の偽情報とあわせ、この間のイラ ク侵略戦争の口実の全てがイラクの石油を分捕る為の、紳士を気取った帝国主義強盗 共の全世界を欺きなだめる為の、猿芝居だった事の証明である。
 これによってイラクの無垢な人々は殺され傷つけられ、住居を失い電気や飲み水も ままならない生活を強いられ、そして100%彼らのものである石油を奪われ、尚且 ついまだ被害米英兵士の何倍何十倍の死を強制され、そしてヒロシマ・ナガサキのこ れまた何百倍の劣化ウラン弾による被曝を受け、メソポタミアの地は45億年と言う 気の遠くなるような長い間、放射能被害を受け続けなければならないのだ。
 ブッシュやブレラ、そしてこれを支援した小泉は、これだけでも万死に値する、泥 棒にも3分の理などありえない。
 ところが奴等はこれでも飽き足らず、更なる新型殺人兵器の開発に踏み込んでいる。
 ブッシュは全世界を何回でも徹底破壊出来る万単位の核を保持しながら更に地域戦 闘に有効な、新型小型戦術核の開発に乗り出した。
 そして我が小泉は専守防衛どころか完全な「外征型攻撃へり空母」建設に踏み切っ たのに続き、今度はイラクそして北朝鮮を視野に入れた「ジェット無人機」の開発に 着手したと言う、これは今次イラク戦争を報じるテレビ画面で私たちが再三見せられ た、あの不気味で無機質な偵察と対人攻撃を目的とした殺人小型機である。 そしてどちらも巨大な財政赤字に苦しみ自国民にそれを転嫁しながらも尚且つ戦争に のめり込もうとするのである、彼らにもう常識など通用しない、良識など期待しては ならないのだ。
 絶望的とも言える戦争国家、戦争体制への踏み込み、それは帝国主義国としての末 期症状としかいえない。
 そしてアフガン侵略戦争以降、米英船の燃料補給の為と称してインド洋に派遣され、 既に戦死者(病死)を出し隊員の何回もの帰国要請をけって、後方支援補給を継続し ている補給艦が、実は既に米英だけではなく」アフガンやイラクの戦闘に参加してい る10数ヶ国へ補給行為を行っていると言う。
 完全に戦線の拡大が実行されているのだ、これだけを見ても小泉や石破の国会答弁 が、いかに私たちを欺き主権者を愚弄する、決して信用してはならないものであるか が判る。
 小泉は自民党総裁選で予想通り、圧倒的大差で再選された。
 この後はもう何でもありの世界である。私たちはこれまでの全てを掛けて闘いに挑 まなければならない、ひるんだらもう何もかもお終いである。
 そして特に若者達にお願いしたい、「逃げるのではなく闘おう」と!
 この「さざ波通信」を見る限り、やる気をそがれ、闘う意志を失い、沈黙したいと 願う人たちがふえている。
 しかしもう「逃げ場」などどこにもない、かつて向学心に燃えた若者達がいかに戦 場の露として遠く大陸で南方で潰えた事か。
 愛しい人を、かけがえない家族を、気の許せる友人を守るのはあなた自身である、 その闘いの場はどこにでもある。
 見当たらなければ、自分自身で切り開いて行けばいいのだ。
 「絶望」や「逃避」からは何も生まれてこない、もつと自分自身を信じ希望を忘れ ずに、闘い抜けば活路は見出される。