あなたが60代以上という肩書きが本当なのであれば、もう少し人生と歴史への知恵や人命の尊さを感じさせられる発言ができるのではないかと思うのですが・・・。帝国主義国のやることはすべて悪、非抑圧人民の行為はすべて善の単純な世界観では、まさに「マインドコントロール」あるいは先入観そのものです。「すべてを疑え」という言葉は、ご自分自身に向けられた方がよいようですね。
>9.11同時自爆テロに躍り上がって喜んだのはパレスチナの人々でした。
この一文は、まさにあなたこそがマスコミの洗脳を受けている証拠です。
9.11テロに躍り上がって喜ぶ一部のパレスチナ人たちの映像は、繰り返し(ほとんど意図的と思われるほど)西側のメディアで流されました。なぜか? その映像を見た西側の人々はどう思ったか? ・・・それくらいの想像力はありますよね。
あのとき躍り上がって喜んでいた女性については、後にこのことを深く後悔しているという記事が確か雑誌「世界」に出ていたのですが、あなたはそのことは知らないようですね。
>民族の生存、イスラムの誇りにかけてアメリカ帝国主義と戦うには一体どのような方法があるというのだろう。パレスチナでは石を投げてイスラエル軍に抵抗し、ついには爆弾を腹に巻いて自爆テロをするしか方法がないのでした。ベトナム戦争でも仏教徒たちがゴジンジェムの独裁とアメリカ帝国主義に反対して焼身自殺を次々とやったことを思い出します。
ベトナム民族解放戦線が一般民衆を狙ったテロをしましたか? ホーチミンは決して民衆を狙ったテロなど考えはしなかっただろうし、もしそのようなテロが起きていれば民族解放戦争は国際世論の支持を失って敗北したでしょうね。
侵略軍に対するゲリラ闘争や抗議の焼身自殺と、一般民衆を狙ったテロとの間には天と地ほどの違いがあるのがわかりませんか。
罪もない民衆を殺す者に、革命や解放を語る資格はありません。
>しかし戦争や革命ではセンチメンタルなヒューマニズムは通用しないのです。
>平和ボケしてやれテロがどうの、民主主義とか、ヒューマニズムなどはパレスチナやヨルダンの中ではたわごとにすぎないでしょう。
戦時であっても、非戦闘員の殺害、強姦、俘虜虐待などのヒューマニズムに反する行為をした者は、「人道に対する罪」を犯した戦犯として責任を問われます。こうした現代における常識すらあなたは理解できないのでしょうか?
民主主義とヒューマニズムを「センチメンタル」だの「平和ボケ」、「たわごと」などと侮蔑するあなたのような人こそが、スターリンやポルポトあるいは紅衛兵のように、革命や解放の名の下に反対派や知識人を粛清するのです。「反民主主義、反ヒューマニズム」という点では、右翼ファシストの思考方法と何ら変わりません。