11月18日付新聞赤旗の主張「イラク占領統治」--米軍がいる限り戦争は続くーーをご覧ください。さざ波に集うなら、しんぶん赤旗に何が書いてあるか、その主張はどうか、ぐらいは検証してください。
侵略に抵抗する権利として、
「テロ勢力が問題だというなら、米軍の侵略と占領こそが怒りと憎しみをかきたて、テロ勢力につけこませている現実を直視すべきです。テロの口実と土壌をつくりだしながら、{テロに負けない}といっても説得力がありません。イラクの前政権が非道な独裁政権であったとしても、それをどうするかをきめるのはイラク国民です。イラク国民には侵略戦争に抵抗する権利があります。」と、のべています。
無差別テロと相変わらず固執する人がいますが、これまでの一連の流れをみていて、どうして、これほどまでに、真実がみえてこないのでしょうか。
パレスチナの人々が無差別に、日本人にテロをしてますか。アフガンのタリバンが、中村哲氏を無差別に攻撃してますか。自分らを攻撃する日本人の彼を、人質として利用してますか。この間は、米軍が、中村氏等のアフガンでの作業中、威嚇爆撃をやりました。これは無差別テロですか。差別テロですか。どう、釈明しますか。
イラクの人々が、米軍の補強部隊でない一般民衆を巻き込んでいますか。相も変わらず、無差別テロを繰り返しているのは、イスラエルシャロンであり、アメリカブッシュです。
こんなにも、単純明快な事実を、そろそろ、理解したらどうでしょうか。普通の知能、普通の心、普通の感受性、いずれかひとつがあれば、容易に理解できる問題だとおもいます。
もし、これ以上、「殺戮論」を是とするような討論は、やめにしてていただきたいのですが。かつての高弘氏と同じセリフを発したくはありません。
あなた方が呑気なテロリズム論を披露している間に、日々、確実にむごい侵略で命が失われ、心が壊れ、手足が奪われているひとびとがいます(読売や産経でなく、しんぶん赤旗あるいは阿修羅掲示板をごらんください)。
そして、こうした侵略に抵抗し、自爆していく尊い命があることを直視してください。侵略しているのは米国・イスラエルであり、イギリスであり、イタリア軍等ではないですか。そして、今後日本も、より明確に加担していきます。
一方、9・11も、国連テロも、サウジのテロも「米国のヤラセ」がとりざたされています。こうした事件の本質に絡む諸事情も考慮しながら、モノゴトを深くとらえて、議論してください。
いつまでも、ゆで蛙のまま、私達をまきこまないでください。
同時に、このことは、北朝鮮問題にも通底することです。
共産党批判と同時に、私たちは、自らの思慮の浅さ、表面的な歴史認識のとらえかた、民衆への訴えの弱さ、根源を追求しない日和見的な思考方法などを、徹底検証するべきです。